星型家族、というのがあります。
「せい」型家族、と読みます。
「星」とは、二十八宿政治の南を表します。
ちなみに、北方が「虚」、東方が「房」、西方が「昴」です。
さて、ここ星型というのは、陰占の命式で子供の星がない夫婦の家族のことをいいます。
自分と配偶者ともに、日干から生じられる星がない夫婦の家族です。
こうした、子供の星のない夫婦にたくさんの子供がいる場合(子供の星がなくても子供はできます)、核家族で暮らしていると、何かしら問題が起こる可能性があるといわれます。
その場合は、三世代同居をすることで解消できるそうです。
同居が難しい場合、何かしらの恩恵(経済的に、など)を受けていても解消できる場合もあるそう。
問題がとくにないこともあり、神経質になる必要はありませんが、何かあったときには、こうした解消法があります。
算命学は、家系を存続させるための学問なので、家族の「型」による運の現れ方や解消法というのもいろいろと分かります。
そして、その解消法には三世代での協力が必要なものもあり、それを学んでいると、つくづく親は大事にしなければな、と思います。
私が常々気にしている大運の六旬目というのがあり、
「五旬で運命を見直さなければ六旬目で淘汰される」
というもので、六旬目で淘汰される(亡くなる)人も多くいるのですが、親が健在であれば、それを親がもっていってくれる(親が代わりにその淘汰を引き受けてくれる)こともあります。
親にそんなことはとてもさせられない、
と、私などは思うのですが、
それも運命の仕組みの一つ。
その意味では、親のためにも自分の人生をきちんと光らせていくことが大事なのだと思います。