金烏玉兎庵

人生のテーマを決める

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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年末に向けて、来年の課題設定のために自分の半生を振り返っています。
昨年末は、12年毎の出来事を24年分振り返りましたが、それによって「自分のパターン」が理解できました。

今回は、社会人になった22歳の時を起点に考えてみました。
ざっくりいえば、
○経済の仕組みを知り、ガツガツ働いてお金を稼いだ20代
○社会の仕組みを知り、集団の性質を学んだ試練の30代

40代は、人間とその運命の仕組みを知り、個の性質を生かすことを学ぶ時期になる予定で、
50代はそれを生かして社会に還元する時期になるといいなと考えています。

22歳の時に立てた目標は、即物的・金銭的な目標でした。
その目標を長く追っていましたが、32歳の頃(銀行に転職した頃)から、何が目標かわからなくなっていました。
ここ5年くらいは、長期のビジョンを持てずに目先の目標しか立てられない時期が続いてもいました。

しかし、東洋思想をきちんと学び始めた昨年から、少しずつ自分の目指すものが顕れはじめ、今、上記のようなざっくりとした、でもものすごくひさしぶりに「長期の目標」を立てるに至った次第です。
大運で回る星と自分の星図のその年代に稼働させるべき星もリンクさせ、できるだけスムーズに取り組めるよう、今後さらに作り込んでいく予定。

ちなみに、私の大運は6歳運なのですが、切り替わりの3年くらい前から次の大運の予兆があるものなので、そのことを意識するとよりスムーズに大運の星を生かすことができます。

何をテーマにするか?
ということについて、いろんな考え方があります。
仕事上のポジション、資産財産的なもの、対人関係的なものや趣味的なものなど、人それぞれテーマがあると思いますが、
長く試行錯誤を経た私が思うに、このテーマは、
「自分が何によって人の記憶に残りたいか?」
ということをテーマにするのが一番良いと考えています。
それがたとえお金にならず、社会的な評価を得られなかったとしても、
自分という人間を作り上げていくことが人生であるなら、社会というたくさんの人がいる環境において、
どう役立っていきたいか?
どういう局面で思い出して欲しいか?
というテーマが最も取り組みやすく、ある意味で効率的な人生になるように思います。

算命学では、運命の稼働の成否は「人の役に立っているか?」がその指標とされます。
江戸時代は、役割と配置をお上が決めてくれて、万人が運命を稼働させられる仕組みがありましたが、今はそれを自分で考える必要があります。

ちなみに、お金や資産、財産的な目標を一番に掲げる人というのは、少なからずコンプレックスにその原因があるので、それをさっさと片付けて次に向かうことを考える方が良いです。

前にも書きましたが、算命学ではこうした願望のことを、『有願』といいます。
自分本来の希望や願いというより、「満たされなかったことの反動」として現れる願望であり、これは他力的に作られた願望であって、自分本来の願望ではありません。

何をテーマにするかを見つけるのは非常に難しく、もし知り得たとしても30年、40年というような長い年月を必要とするとされています。
しかし、既にその年代の人なら、よくよく自分を掘り下げれば、遠からずそのテーマに出会えるように思います。

私の場合、3年くらい手当たり次第に「自分の心に響くもの」、例えば絵を描いてみるとかオカリナを吹いてみるとか、政治に文句を言ってみるとか、見知らぬ街をさすらってみるとか、やりました 笑
そうこうしていると、だんだん自分にしっくりくるものが分かってきました。

多くの人が、色んなことにチャレンジしながら、早めに自分のテーマに出会いそこに集中できるようになるといいな、と思います。

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