算命学における星図の問題(正反対の相剋など)や星回りの悪さ(天中殺など)は、精神性を向上させることでその禍が緩和されるといわれます。
教科書には、「まわりの人にその禍を見るようになる」と書いてあります。
このことにといて、「精神性を上げるって何ですか?」
ということを訊かれたので分かりやすいサンプルを2つあげてみます。
①モノをあげる(お金やモノを手放して人に流す)
特に禄存星、司禄星のある人は、人の因縁をもらいやすいので意識的に流すのが良いです。
②無駄に反応しない
ひどいことを言われて、言い返さずに自分の中で昇華できれば、その分精神性が上がっていろんなものが見えるようになります。
例えば一極二元の視点や五行の視点を得られます。
反応することは、低い視点に留まることと同義です。
ちなみに、
子供の頃、意地悪な友人にひどいことを言われて「言い返せなかった悔しい記憶」を大人になっても抱えている人ってけっこういます。
で、その悔しい記憶をテコに頑張って、社会的にある程度成功し、頭の回転もかつての友人を上回ったといって、その友人の前に立ちやり返してしまう人というのが時々いますが、
そういうことをした時点で再び自分はその友人と同じ視点の場所まで戻ったことになります。
まぁ、「青春再び」というのも悪くはないのでダメではありませんが、人生の流れが格段にゆっくりしたものになります。
精神を苛立たせるような人や環境、
反応してしまうような人や環境からは、
ひとまず避難する、というのも一つの手です。