金烏玉兎庵

東向きの部屋

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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朝と夜しか家にいないので、
ということで東向きの家に住んでいます。
朝日のパワーというのは素敵で、
夏場などは朝日で目が覚める、ということもありました。

東といえば東洋思想では「卯」です。
季節でいえば春。
キラキラと命が芽生え、光を浴びて伸びやかに蔦がスルスルと育つようなイメージの場所。
若々しい元気な気を得られます。

また、「卯」のカタチ(十二支は文字の音ではなくカタチに意味があります。)は「開く扉」「開く門」を示し、春門という意味があります。
すべてものが現れ始める場所、活力を増していく場所であり方角です。
なお、ものが納まる場所が西側で「酉」です。
「酉」は貯蔵する器の形で、春門に対して秋門という意味があります。

東に始まり西に終わる、
というのが現実の流れですが、夜が白み、少しずつ明けていく空を眺めていると、その意味がとても厳かに感じられます。

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