五行の本来の位置関係は以下の通りになります。
水
金 土 木
火
五行の図は、相生を表す円や相剋を表す五芒星が浮かびますが、本来の五行の位置関係はこのような十字の形です。
ここに矢印をつけると以下のようになります。
水
↑
金→土→木
↑
火
これを人間関係に当てはめると以下のようになります。
親・目上
↑
配偶者 → 自分 → 兄弟・同僚
↑
子供・目下
この流れが、あるべき自然の姿であり、「自分」が活きる道です。
自分は親を剋し(親を超え)、
子は親を助け、配偶者(側近や補佐役)は自分を剋し(叱咤激励し)、自分は兄弟や同僚を剋す(切磋琢磨する)。
その意味では、
意味では、「鬼嫁」とか「かかあ天下」というのは、自分が活きるためにはやはり良くはなく、
兄弟と友人は、仲間ではなくライバルとしてあるのが良いのであって、馴れ合うと自分が活きません。
親を敬うことは大切ですが、親は超えていくべき存在であって、ひれ伏し奉っていては自分が成長しませんし、
子は自分が助ける保護するのではなく、親を助けるように育てることが大事です。
これがあるべき自然の流れであり、目指すべき在り方です。
しかし、必ずしも自分の性質がこのとおりに発揮できるとは限りません。
というか、大多数の人はこれとは異なる流れを性質として持っています。
自分の持つ流れは人体星図を見ると分かります。
例えばこんな人。
玉堂星
↓
玉堂星→ 調舒星 ← 玉堂星
↑
貫索星
目上や親から剋され、兄弟や友人、同僚からも剋され、配偶者や側近からも剋されます。助けてくれるのは目下か子供だけ。
こういう人は、本質的に自分を活かすには、親に剋される環境を超える成長をするためのハードルが高く、仲間や友人からも突き上げられながら、その仲間に対峙するまでの成長が求められます。
本来の流れと一致しているのは配偶者や側近からの矢印と子供や目下からの矢印なので、早い段階でその位置の人を備えることが望まれます。
しかし、目下の位置を備えるには年齢を重ねる必要があるので、自分が活きるのは中年期以降になりそうです。
これは小泉進次郎さんの星図。
彼の置かれている状況を考えるとうなづけるものがあります。
早めに結婚して、子供を作って吉の人。
彼には算命学に造詣の深いブレーンが付いているらしいので、本人もそのことは自覚していると思いますがさて。
ちなみに小泉進次郎さんは子丑天中殺の人なので、父親・目上の位置に欠けがある人でもあり、その意味では父親や目上の存在が欠けてくる中年期以降に活きる性質をもともと持っています。
なので、恐らく本人もそれを自覚して、今は様々な経験を積むことに注力しているのではないかと思います。