五行の色は以下のようになります。
木性=青、火性=赤、土性=黄、金性=白、水性=黒
古代の人にとって、春の植物の色は「青」でした。
昭和の前半くらいまでの教育を受けた人は緑色のことを「あお」と言っている人も多くいました。
また、濾過施設のない古代東洋において、冬の水は黒く見えたので「黒」です。
秋の金属は白く見え、夏の太陽は「赤」、そして黄砂吹く大地は「黄」。
(疑問を持たれそうな順番に書いたので、順不同です。)
この五行の色の位置関係は以下の通りになります。
黒
白 黄 青
赤
五行の図は、相生を表す円や相剋を表す五芒星が浮かびますが、本来の五行の位置関係はこのような十字の形です。
精神は赤(南)に生まれて黒(北)に向かい、現実は青(東)に生まれて白(西)に向かいます。
「西国浄土」という言葉がありますが、西は肉体が死ぬ場所だからです。
「算命学事始め」のような講義で、9割くらいの確率で登場する話があります。
結婚式において男性は黒紋付、女性は白無垢を着るのは、男性は精神性(タテ線、陽性なので)、女性は現実性(ヨコ線、陰性なので)なので、男性は精神が死ぬ場所の色である黒を着て、女性は肉体が死ぬ場所の色である白を着るというもの。
こうしてみると、東洋の思想が今に息づいているんだなぁと思います。
ちなみに、中国🇨🇳では2人とも赤を着るのは互いに精神のまっさらな処女性を意味しているのかな?と思いますが、正確なことは分かりません。
韓国🇰🇷は場合は男性は青を着たりしますが、これは肉体のスタート地点をもって結婚に臨むということなのかも?
これも単なる想像です。
これらの色はそれぞれ季節も割り当てられ、それぞれ、青春・朱夏・白秋・玄冬といいます。
そしてこれらの季節は人間の人生の季節にも割り当てられます。
100年ライフで考えれば、
青春は15歳から30代、朱夏は30代から50代、白秋は60代から70代、玄冬は80代以降といったところでしょうか。
(昔は白秋以降は10年ずつ前倒しで考えたようですが、今の感覚にリバイズしてみました。)
この年代、人体星図の星を活かしやすい年代にも相応しているので、意識してみると良いと思います。