人体星図において西側の星は配偶者とか自分の仕事上の秘書や右腕、あるいは家庭を示します。
①星自体の意味から読み取れるものと、
②自分(中央の星)との相生相剋比和の関係から読み取れるもの、
の2つがあります。
ちなみに、恋愛相手については東側の星を見ます。
この西側は結婚して「自分の内側からサポートしてくれる存在」で自分の良いとこも悪いとこも理解した上で付き合う存在、という言い方もできます。
(東側は良い面だけを見せる相手、ともいえます。)
①は、誰と結婚しても自分の西側にある星なので変わりません。
これは、誰と結婚しようが、結果として「自分にとっての配偶者の位置付け」は同じような傾向にしかならないということでもあります。
②は、相手との関係が相剋であれば緊張感ある関係になり、相生であればリラックスした関係になる、などの変化はあるのでここは変化があります。
よって、
居心地の良さや関係性というのは相応に変化します。
とはいえ、最も宿命的にピタリと来るのは自分の西側の星を胸に持つ配偶者なので、その意味では、ピタリと来る相手は基本的に同じ傾向にあるということは言えると思います。
参考に、西側に出る星ごとの結婚観を書いておきます。
(参考:高尾学館『算命学』第7巻)
☆貫索星
夫婦が同格、友達夫婦を好む。家庭内の変化は少なく質素だが、苦難に対する守りは堅い。
☆石門星
仲良し家族、家族平等。ふだんはそれぞれ好きなことをしていても、事件が起こったときは一致団結する。社交的、来客多い。
☆鳳閣星
情よりも正しさによる家族形成。おおらかで淡々とした空気の中で、身内に対する冷静な観察眼が光る。
☆調舒星
理想主義的に完璧な家庭を目指す。
結果、家庭のワンマン形成に陥り内的なストレスが多い。配偶者や子を美しく装う。
☆禄存星
明るく仲の良い大家族、庶民的な家庭を目指すも、結婚相手には環境や性格の大きく異なる相手を選ぶ。
☆司禄星
堅実第一の家族形成。亭主関白、伝統重視。変化を好まず、家庭内のルールをたくさん作る。
☆車騎星
家庭内の平凡、単調、平和を好まず、ともに前進、成長することを好む。
静かな家庭的なムードはなく、張り詰めた中で頑張る。
☆牽牛星
自尊心を土台としてプライドある社会生活を好み、他人からの評価を気にする。
内面より外面重視。品性気品のある生活。
☆龍高星
独立独歩、自由な家庭。
生活のリズムはバラバラで不規則。
国際結婚や文化の異なる者同士の結婚にはマッチする。
☆玉堂星
知性に支えられた家族形成。庶民性に欠ける。古典的で変化を好まない小家族。
その小家族の中に美がある。