金烏玉兎庵

日本語の発音

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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日本語は51音でできています。
5つの母音でできていて、その発音はとても平坦な言語です。

日本語には、神様に捧げる祝詞がありますが、実は普段話している言葉もまた祝詞の1つです。
神様に捧げるときの特別な祝詞と、
普段の平坦な発音の言葉。

そこに日本語の秘密があります。

平坦な発音は出来事を「動かさない」ようにコントロールする波動です。
「動かさない」=中庸です。
出来事が偏っても元に戻るようにできています。
何かを盛り上げるとき、変えたいとき、平時と異なるときの言葉が祝詞です。
いわば、ハレのときのための言葉です。

中庸は、変わらないことではなくどちらにも偏らないことで、
良くも悪くもならなりません。

但し、物事は放っておくと良くなっていくので、実際には少しずつ良くなっていく世界を構成するのが日本語です。

その日本語も、物事を動かすような発音で語られた時代もあります。
例えば軍用放送で流されていた日本語などは、人間を戦いに向けて鼓舞する仕組みの発音でした。
あるいは、銀幕の全盛期においては、「美しい日本」を作るために、スピーカーから流れる日本語はとても美しい日本語でした。

エキセントリックな発音の言語と比べると、その国民性の違いがとても面白いのですが、
それ以上に、日本人の祖先がこうした発音を選んだことの意味のほうが奥深いです。

長くなったので、それについてはそのうち改めて書きます。

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