人体星図の右側の星(東側の星)は、
友達や同僚に向ける顔、稼ぐための仕事の適性などを示します。
星図の横線は「現実」でもあり、現実に生きていく上でのスタート地点、若年期の価値観ともいえます。
この場所は、「若い頃の異性の好み」も示していたりします。
一方で、人体星図の左側の星(西側の星)は、家庭に向ける顔、自分の補佐役(秘書役)などを示します。
「現実」のゴール地点、西方浄土という言葉がありますが、晩年における目指す境地です。
そして「配偶者の人物像」の意味もあります。
例えば東が鳳閣星で西が禄存星のひとは、
若い頃好きなタイプは自由を愛する自然体でのんびりした人、
結婚するのは頼り甲斐のあるお金持ちな人、みたいな感じです。
ちなみに、結婚しない場合でも、三十代くらいからだんだん左側の星の性質を持つタイプの人を好きになるようになったりします。
好みの星が、東側から西側に移動するわけです。
太陽が東から西に動くように、
人体星図の星も東から西に動きます。
さらにいえば、既婚者が恋愛する場合は、東側の星の性質と西側の星の性質をミックスしたような好みになります。
ある意味、厚みが出るというか懐が深くなるというか、間口が広がるというか‥。
世の中、結婚してからのほうが恋愛をしやすくなりました、みたいな人がけっこういます。
独身で恋人のいない人がたくさんいる一方で、既婚者で何度も結婚したり不倫をしたりしている人がいるのはそんな理由です。
良い悪い、ではなく、そういう仕組みになっています、というお話です。