『怒りによって成し遂げた功名なり成功なりは「青野の栄」といい、小人の範囲を脱することはできません。
真の成功は、智仁礼義信の五徳をすべて燃焼させて得た功名であり、外界から見える姿は「信徳」となります。
信徳の本義は雄大な「愛」であります。』
原典算命学体系第3巻より
智徳(水)、仁徳(木)、礼徳(火)、義徳(金)を燃焼させて初めて信徳(土)が燃焼できます。
信徳は愛、この結論は西洋におけるキリスト教の愛に通じます。
土性はもともと様々なものを受け入れることが出来、そうして取り入れることで雑多なものをそのうちに秘め、そのすべてを受け入れて成る質があります。
十二支における土性は季節の変わり目を司り、その質は均一ではないことからもそれが分かります。
学び(水)、守り(木)、表現し(火)、それを実践に移して(金)、初めて人や財産を引きつけることができる(土)、ともいえます。
この流れを意識することは、いろんな面で有用で、古典的な知識ながら現代にも通じる真理でもあります。