人間は生まれたときの五行のエネルギーを受けます。
渾天儀のようにめぐる木火土金水、年月日それぞれに木火土金水があり、人はこの世で初めて呼吸した瞬間における五行のエネルギーを受けて生まれます。
この五行のエネルギーは年月日それぞれ干支を構成し、6種類あります(隠れたものを含めると厳密には9個から最大15個)。
このエネルギーは、過去から未来に渡って、自分がこの世で出会う人たちからのプレゼントです。
そのプレゼントの送り主と関係を築いていく、それが人生です。
(その意味では、この世界における時間というのは、最近の物理学理論にあるとおり、過去から未来へと続く一本の線のように存在しているわけではないという前提が算命学、東洋思想にはあります。)
6種類のエネルギーはそれぞれ位置を構成し、それが人間関係の地図になります。
例えば配偶者の場所とか親の場所とか友人の場所、というのがあるのですが、
人は自分の人間関係の地図通りに、周りの人たちとの関係を築いていきます。
親や子供との関係の作り方はもちろん、配偶者や友人、職場の人たちとの関係の作り方も地図通り。
相手が変わっても、それは変わりません。
再婚して幸せになりました、というケースもありますが、それは同じ関係性の陰の面がでるか陽の面が出るかの違いです。
結婚して関係が変わってしまった、ということもあるのですが、
それは、地図における配偶者と恋人は異なるので、恋人のときと配偶者のときの地図の星が異なれば当然に変わることになります。
地図は、型のようなものなので、
それを認識しておくことは、自律的に生きる上で有効です。