東洋思想の勉強の始まりは「易経」でした。
英語で「 The Book of Changes」と呼ばれる易経は、万物の変化の法則を示した奥深い書で、最初の東洋思想の先生にこれを見事に解説したと言われる本を紹介され、その本を買って読みました。
易経を読んでいると、シンプルな陰陽と五行説だけでは理解が難しい概念に気づきます。
時間的、経験的、物質的な変化のみならず、
「もっと立体的な世界観がある」
と強く感じて、それが何か?を探した先に見つけたのが、SBI HDの北尾社長が書いた干支学の本。
そこには一般的な「平面五行説」以外の五行説がいくつか紹介されていて、その一つが立体五行説でした。
立体五行説は、
易経の原理部分のほか、暦術、九星術、風水術の根底にあり、
一方で、推命術や相学(手相、人相)、東洋医学は平面五行説が根底にあります。
立体五行説は帝王の学問、
平面五行説は庶民の学問と呼ばれ、
一般層は立体五行説を知ることはできなかったといいます。
そのため、立体五行説について書かれた書籍はほとんどなく、
恐らく書籍になっているのは算命学関連書籍だけではないかな、と思います。
算命学の先生から断片的に教わっていたその概念を、いよいよ書籍で読める幸せ。
たぶん、本だけ読んでも理解が難しいはずのものですが、先生から日々教わっていたので、するるーっと理解できます。
その概念、なんの役に立つの?
と言われそうですが、世の中の仕組みが分かる、そんな概念です。