中庸は無限を作り、中庸を逸れるものは有限をつくる。
すべてこの世に存在し得るものは、バランスを失うときに死ぬ、また消滅していく。
常日頃から、精神も肉体も中庸を保ち、バランスを崩してはいけない。
生中の死(精神のアンバランスに起因)
死中の生(肉体のアンバランスに起因)
死とは自然界を構成し維持していくための役目を完了したということ。
自然の法則を人間の人生や社会現象に当てはめてその真意を知ること。
法則に則ったものは脈々と受け継がれ、法則を無視したものは廃れる。
自然の事物は神の窓口である。
この世の中には「良いこと」「悪いこと」と言えるものは存在しない。
人の置かれているところが重要なのであって、置かれているところ次第で善悪は変化しうる。
人間が置かれている立場、条件、背景から考えて、置かれているところから逸れているものは悪であり、順じているものは善である。
自分が置かれている背景を認識しないものは最も価値のない人である。
人間の価値を決定するものは時代と社会である。