食事をきちんと管理されている人は、
「食べたものが自分の体になっていくことを体感出来る」といいます。
それと同じように、
人生は、自分が費やす時間の対象や費やすお金の対象が自分の人生をつくっていきます。
時間とお金、これは言い換えればエネルギーなわけですが、自分のエネルギーを費やしたものが自分の人生をつくっていく。
なので、
その人が何に時間を費やし、何にお金を使っているかを見ると、その人の人生を客観的に、定量的に知ることができます。
算命学において時間とは、
「動く人間である」といわれます。
これは地支による位相法が人間の動きを示しているとおりですが、
時間をどう使っているか、何に使っているかでその人の人生や宿命の消化状況を見ることができます。
算命学においてお金とは、
「財」であり、財の本質は人のために使うものです。
昨今お金は稼ぐもの、貯めるものとしての側面ばかりがフォーカスされがちですが、
その本質は「可視化された思いやり」であり、それを投じた先の人生の要素を増やす性質があります。
よって、その人が何にお金を費やしているかを見ることで、その人の人生がどんな要素で構成され、その要素がどのくらいの割合を占めているかを見ることができます。
望むべくは、
自分の時間とお金を鋳型に沿って使っていくことです。
そうすることで、鋳型のデコボコを埋め、健やかな人生をスピード感をもって歩むことができるようになります。
使った時間とお金の対象が、人生を広げていきます。
その意味では、時間とお金を使った分だけ人生が広がるともいえます。
かのベル研究所は、発見や開発に至るまでの投資ををマン・アワー(人時)という単位で表したそうです。
これは金額で表記することにより政府の注意を引くことを避けることが目的であったそうですが、
何万人もの科学者やエンジニアが費やした時間はそのまま彼らがその発見や開発に費やしたエネルギーであり、そのエネルギーを測るのにマン・アワーという単位ほど適切なものはないように感じられます。
今、望む人生を歩んでいないと感じられている方は、望む人生にかかる分野に少しずつお金と時間の配分をシフトしていくと良いように思います。
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