明けましておめでとうございます🎍
本年が皆様にとって健やかに心地よく、実り多い年でありますように。
『つくば山 葉山蕃山しげけれど 思い入るには さはらざりけり』(源重之)
これは元々は恋の歌ですが、
熊沢蕃山が職を辞して学びの日々を過ごした岡山県のある村の情景と当時の心境の重ね、自らの名にするほど好んだ歌として知られています。
「世の喧騒はあるけれど、それを気にかけることなく自分の道を邁進する」
と、捉えたのではないかと感じられ、そこに私も自分の思いを重ねました。
熊沢蕃山は岡山藩主池田光政の寵愛を受けたことでも有名で、
私にとっては故郷に縁深い人であること、
またこの詠人が父に縁の人であることもあって、今年はこの歌を選んだ次第です。