金烏玉兎庵

嫉妬への対処についての考察

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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雑誌GINZAの記事が面白かったです。
こちら:https://ginzamag.com/column/jyoyujuku19/

『今の世の中、脳天気に「婚約しました!」「出産しました!」「おかげさまで前年比120%アップです!」なんて、公表しちゃいけない世の中になっちゃってるのよ。』

確かにSNSでそういう投稿を見て病んでしまったりする人がいる、という時代なので、確かになぁと思いつつ、
一方で、それを「セルフブランディング」の一環としてやってる人もけっこういて、一概には言えないかも?
と、少し思いました。

あるいは、
静かで波立たない平和型の人は幸せアピールをすると生きづらくなりそうだけど、
叩かれたり戦ったり、丁々発止で世の中を渡っていくことで良さが出るような動乱型の人は、敢えて幸せアピールをして動乱の環境を巻き起こしていくのもありかも?
…など、思いましたがいかがでしょうか。

この記事には、いくつか対応策が紹介されていました。
① 相手を褒める。なんでもいいから持ち上げて、相手のを「こちらは認めてますよ!」というサインを出し、安心させる。
② 自分の幸せをアピールすることをやめる。
③嫉妬とは似たようなレベルだと思われてるからこそ抱かれる感情なので、彼らの手が届かないくらいの大物になる。

このうち、平和型の方がとるべきは①と②、動乱型の方がとるべきは③ということになるだろうと思います。
もちろん、どれも効果的だと思うので、こだわる必要はないですけれど。

私は動乱型なので、割とSNSに「出来たこと」をあげています。
これは、嫉妬を誘発したいとかではもちろんなく、セルフブランディングのつもりもなく、
「算命学なんて得体の知れないことをやっていてなんの役に立つのか」
と思う人が世の中まだまだたくさんいる中で、少しでもその認知度が高まればいいなぁ、という思いからやっています。

何年か前、まだ算命学を学びはじめの頃、遊びに来てくれた知人に今何をやっているのかと訊かれて「算命学を勉強しています♩」と答えたら、
「それは何かの役に立つんですか?」といわれたことがあります。
そのことが割とずっと心の底に残っていて、
「役立ちますよー」ときちんと伝えていかないと、
自分独りで勉強して悦にいっていてはいけないのだと、
誰かがきちんと伝えていくことが必要なんだろうと考えた次第。

閑話休題、③ですが、
『嫉妬っていうのは似たようなレベルだと思われてるからこそ、抱かれる感情だから、』

というのは逆にいえば、ある程度距離をとっておかないと、大したことをしてなくても妬まれたりするっていうことでもあります。

例えば、大金持ちと貧乏な人が単なる知り合いのうちは互いに別世界なので対して気にもなりませんが、さらに仲良くなれば、その大金持ちが自然体にしているだけで嫉妬の対象になったりしますね。
(あくまで「お金」という価値観でモノを測る前提での話ですが)

世の中さまざまな水準で生きている人がいて、自分よりずっと高い水準の人と仲良くなることもあれば、その逆に自分よりずっと低い水準の人と仲良くなることもあります。

高い場合はともかく、低い水準の人が相手の場合、先に挙げた例のように、自分にとっては「当たり前」のことですら嫉妬の対象になることがあり、その意味では、「彼らの手が届かないほどの大物になる」ことより、そういう相手とはカッチリ線を引いて付き合う方が得策ではないかと思いました。

まぁ、大抵の人は自分とかけ離れた人とはそうそう仲良くならないものですけれど、東に半会があるような人は注意した方が良いかもしれません。

嫉妬はするほうも悪いですが、されるほうも何処かに問題があることが多いように思います。
嫉妬をかわすのか、活用するのかを予め自分の中で決めておいて、その目的に合った在り方をきちんと備えておくことが「嫉妬に対する処世術」なんだろうと思います。

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