金烏玉兎庵

星と方位と人間関係のマネジメント

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、とても無礼な人について書きましたが、
その方の星図を改めて見直していましたら、その方は中央と西の星にとある相剋があり、いわゆる「粗野な質」が出る並びの人であることに気づきました。

なるほど、
だから来られた最初の頃は割と普通だったのに、時間が経るごとに無礼になり、初めてきた家に夜中の2時まで居座るようなこともされたのだと納得した次第。

来られた最初の時間の頃は東方で姿を現し、だんだん打ち解けて気を許し、西方の姿が現れたんだろうということです。

事前にそのことに気付いていれば、
用件が済んだ段階で打ち解ける前にお帰りいただくとか、
打ち解けそうになったらきっちりラインを引く姿勢を打ち出すとかして対応できたはずで、
それが出来なかった、気づかなかったのは私の落ち度でもあるのかもしれません。

昨日、『五行が星図にそろう人』のところでちらりと書きましたが、
どの方位の星で人に対峙するかというのはけっこう大事です。

多くの場合、方位は環境によって自動的に定まるものではありますが、
友人とか知り合いとか、いわばカテゴリフリーな人というのもけっこういて、その場合はそのカテゴリフリーな人たちと自分のどの方位の星で対峙するかは自分次第であることもあります。

例えば私の場合、算命学に絡むことについての関係は常に南方を意識しています。
「自分が相手に伝える」
「自分より知識の浅い人に伝える」
「自分の枠組み(多少難解なブログ)についてくる人だけを対象にする」
みたいな感じです。

これは中央と南が相生になる星図であり、そこが一番「自然の気の流れ」に近いので、最も活かしやすいからです。
(他にもいろいろ理由はありますが)

どの方位を意識するかというのは、
大運の流れや数理法などにも寄るので、目的や方位の意味、流れだけで一概にどの方位が有効か、効率的かということは出来ないのですが、
それでも誰かと何かの関係を結ぶときにはある程度意識しておくと関係のテーマを定めることができ、それは関係における方針を定めることにも役立ち、ひいては関係の目的を明確化することにもつながります。
よって、少し意識しておくと、何かと便利でもあり、役立つものでもあるように思います。

ちなみに、
東西が同じ星、あるいは同質五行の人というのは時間が経ってもあまり印象が変わらない、割と一貫性を感じさせる人が多いですが、これは入り口から出口まで、出会いから親しくなって以降まで割と変わらない(=同じ星の要素が出る)からです。

逆に、東西の星が相剋を成す関係であったりすると、出会ったときの印象と親しくなってからの印象が大きく変わって驚かれる、ということもあります。

このあたりは、人間関係を自律的にマネジメントしていこうとする場合には、しっかりと意識しておくと良いだろうと思います。

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