なんとなく、
日和ってビジネス書など読んでみましたが、
こういう本を読むと、経済学者というのは人間をロボットのように機能させることを目指してるんだなぁと感じたりします。
こういう本を読む人の多くは、
「自分は人や組織を使う側」
だと思っていそうですが、
例えば陽占で東や北が相生とか、あるいは南が相剋だったりすると、
こういう知識をいくら詰め込んだところでまったくそれを活かすことができず、
自分が上に立って人を動かすつもりが、
むしろ叩かれたり嫌われたりスポイルされたりしがちであったりします。
そもそも、そう思っている人のまわりは多分同じように考えているのが常でもありますし。
ビジネス書とかハウツー本というのは、
雑学・教養として読んでみるには良いですが、それを活用しようとか応用しようとかすると、星の並び次第でうまくいくこともいかないこともあり、読む人を選びます。
よって、こういう本を読むときは、
「万人に通用する」ものではないことを意識しておいたほうが良いだろうと思います。
万人に通用しない前提で、
「こういう考え方をする人もいる」
「こういう本を読むのはこういうタイプ」
「この本が役立つのはこのカテゴリの人」
みたいな読み方をすると、本の中の論に巻き込まれることなく中立的に、より高く広い視野で読むことができます。
まぁ、
それはそれで本の本質的な味わいに欠けるのですが、古典や名著ならいざ知らず、ビジネス書であればそういう読み方で良いかなぁと思います。