金烏玉兎庵

180度反対のアドバイスに詰め寄られた話

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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ときどき、
「この前のアドバイスと違いますよね?」
と言われることがあります。

たとえば、エネルギーの使い方として、
仕事にかけるのは2割にして、8割は自分の世界を広げることに使いましょう。

と前回は言っていたのに、今回は、
仕事の調整に8割のエネルギーを使いましょう。
2割は余力として取っておきましょう。

というと、
「あれ?この前と言っていたことと違うよ?」
…と、当然に思うわけです。

ちなみにこれは、
実際に私が言われたこと。
多分その方は「適当なことを言ってる!」と思われたに違いありません。

これについて、
なぜこういう真逆のアドバイスになったかといえぼ、
最初の相談のときは独立されるご相談だったのに対して、
その次のときのご相談のときは昇進昇格を目指すご相談だったからです。

前提が変われば、アドバイスも当然変わります。

算命学というのは、
「この時期はこうするのがいいですよ」とか、
「これに対してはこうすればいいですよ」というような、
シンプルな方程式でできているわけではなく、
膨大な変数の組み合わせによって取るべき行動、あるべき在り方を導き出すので、
どこかの変数が変われば、伝えるアドバイスも変わるということです。

このあたりは、
最近流行りのチャット占いなど中の人が、占いシステムで算出した結果を読むような安直な再現度とは一線を画します。

そもそも、相談の日時が変わるだけで、
とるべき行動や考え方というのは変わります。
(短期視点のご相談の場合です。)

具体例を挙げると、
宿命中殺があるような方は、
スケールが大きくふつうの人の範疇を超えています。

よって、独立を目指すなら全力で独立する方向にエネルギーを使い、組織内での仕事では、最低限役割を果たせれば良いですよ、
というのが最初のアドバイスの意味。
その方が、「ふつうの範疇を超えた」宿命中殺の在り方によってハレーションを起こすこともありませんし。

しかし、「やはり組織の中で昇格したい」ということになれば話は全く変わります。
それならば、「ふつうの範疇を超えた」在り方を抑制し、うまく組織で立ち回ることに8割のエネルギーを使わねばなりません。
ふつうにしていては、スケールが大きすぎてなかなか理解されづらく、ときに排除の危機にあうのが宿命中殺のある人のデフォルトなので、
うまく「組織に馴染む」ことを目指すなら、全力でその「馴染む」ことにエネルギーを使わなければならないからです。

本質的な中殺のエネルギーを使うのは、そういう組織の土台を作ったあとです。
そもそも中殺がある場合は土台自体が揺らいでいる必要があるので、そういう「揺らぐ土台」というのを作った上で、本来のエネルギーを発揮していく必要がある、ということです。

算命学はとてもロジカルな学問なので、
訊かれればロジカルに答えられるのですが、
日本人の奥ゆかしさ🇯🇵か、
ずーっとモヤモヤを抱えながらご相談をされていて、あるとき突然えらい勢いで「なぜですか??」と問われるということがときどきあって面くらうのですが、
何か気になることがあれば都度確認いただいて問題ありません。

そのほうが、その方にとって時間のロスにならなくて良いとも思いますし。

気になる点は訊いていただきたいですし、
あれ?と思うところはご指摘いただきたいです。
これは、ご相談でもブログでもnoteでも同じで、
特にブログのコメント欄を閉じる方が多い中で、敢えて公開しているのは、はてなの頃からお力添えを頂いてきた方々との接点を維持したいというのはもちろんありますが、
ご指摘や別の考え方を受け付けたい、という思いの占める割合というのも大きいです。

ということで、
「気になったことはすぐに訊く」
よろしくお願いいたします。

※コメントバックが遅れがちですみません。

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