菅原一秀元経産大臣に続き、河井克行元法務大臣も辞任されましたね。
菅原氏のときは個人の命式を拝見してあれこれ書いたのですが、河合さんが続けて辞任に追い込まれたことを受けて気づいたのですが、
コトの本質は菅官房長官なのではないかな?と思いました。
たぶんこれは、菅官房長官の戊亥天中殺の影響です。
菅原元経産大臣は菅氏支持の勉強会「令和の会」を立ち上げていますし、
河井元法務大臣も同じような菅氏支持の中堅を集めた「向日葵会」を主宰しており、
共に菅官房長官に連なります。
この2人は現在、共に大運で東と中央に天剋地冲が重ねて巡っているので元々発展的な活躍には向かいにくい時期なのですが、
率直に言ってこの人たちが大臣の職を追われたところで大勢に影響はありません。
当人たちも大臣の職は追われても国会議員の地位は維持できるので実質的な痛みは然程ないと思います。
安倍さんも任命責任などあるとは思いますが、
恐らくは菅さんが推して大臣になった人なので、今回の2人の辞任で痛いのは菅さんで、その菅さんの勢力図が大きく影響を受けるであろう今回の2人の辞任劇、ということなのではないかと思いますがどうでしょうか。
天中殺の時期のゴリ押しは裏目に出るといわれます。
菅さんが天中殺の時期に自分の勢力を盤石にするためにこの2人をゴリ押ししたのだとすれば、こういうことになるのも納得です。
また、天中殺の時期は判断を誤るともいわれます。
よって、その時期にある人の発言を採用するとこういうことになりがちでもあります。
ちなみに、河井さんについていえば、
奥さんと並び立とうとしたのも良くなかったように思います。
本来、西方の存在は支えになるべきものですが、その西方が表に出ては支えになるエネルギーが大きく損なわれるので2人で共倒れということにもなります。
なお、河井さんの後任が森雅子法務大臣に決まりました。
稲田朋美元防衛大臣とともに安倍首相が評価していた女性政治家です。
この方は2012年、当選一回ながら初入閣を果たした方ですが、
Wikipediaによると、
「自身が苦学して法曹に進んだためか、他者に求める要求水準が高い一方で、特定秘密保護法案の主務大臣として、メディアからの出演要請に関し、拒否するなど肝心要なシーンにおいての芯の弱さがある」
という人物評があります。
大臣退任から5年を経ての再登板。
過去のこうした評価を払拭し、ぜひ順当に活躍していただきたいものと思います。