金烏玉兎庵

「間者の因縁」について考えたこと

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、ご相談に来られた方から伺った、
「算命学を5年以上年勉強している友人」と、
初見で4万円の鑑定料をとられる鑑定士の方に観て持ったというその内容にけっこう衝撃を受けました。

一言でいえば、
宿命を活かすのではなく、
抑制し、制限し、我慢して生きていくことを勧めているという内容で、
さらにいえば、
十二大従星の説明も、ネットで転がっている情報でもそこまでひどくはないでしょう…
というもの。

手書きで書かれたその内容は、ちょっと見るに堪えないもので、
世の中、算命学をこんなふうに歪めて、手前勝手に解釈し、
さらにはそれによって他人の宿命に対して無責任なことを強いている人がいることに驚愕しました。

私のところにご相談に来られる方や、noteのサークルに入られている方はご自身でもいろいろと調べておられる方が多く、
ある程度の思慮を備えておられるのであまりそういうことはないのかもしれませんが、
算命学を「占い」として、薄い内容で集客しているような鑑定士の方、というのは、そういうことがあるのかもしれません。

例えば、
〇東方貫索星の方に「パートで働きましょう」とか、
〇天報星はバタバタしていて落ち着きがなく慌ただしくするものだ、とか、
〇最身強なので、まわりの人に合わせて自分を抑えましょう、とか、

…私だったら、絶対言わないだろうなぁ、と思いました。

人間には個性があり、その個性がどんな環境であれば活きるのかを説くのが算命学で、
その自分が活きる環境において、いかに自分の個性・才能・能力を発揮していくかを説くべきであろうというのが私の考えです。

鑑定をされる方の中にはそんなふうに、
「自分の価値観」で、相談者の方のことをジャッジし、それに基づいて相談者の方を責め立てる、否定する、という方がおられますが、余計な因縁を背負い込むので気を付けたほうが良いだろうと思います。(「間者の因縁」といいます)

ちなみに、そういうタイプの鑑定士の方というのは、基本的に次元が低い方であるように思います。
次元の低い人というのは、視野が狭く視座が低いので、人の性質を善悪・良否という二元論で語ろうとします。

次元が高くなると、視野が広まり視座があがり、様々なことをあらゆる角度で眺めるので、物事の両面を見ることができます。
つまり、一極二元の視点を得るので、善悪、良否のような二元論で語ることはありません。

次元の低い人、二元論で物事を語る人は、鑑定などされないほうがいいと思いますし、
算命学を5年以上も学ばれて、二元論で他人をジャッジするような方は、学ぶのをやめるか先生を代えるかしたほうが良いのではないか、とも思います。

余計なお世話ですが、ちょっとあまりに驚いたので、書いておくことにした次第。

ちなみに、私はいわゆる算命学を「占い」として、「算命学・タロット」とか「算命学+レイキ」とか複数で看板を掲げているひとというのも、濁りがあると思っています。
ご相談に行かれるなら、「算命学」の看板だけを掲げている人のほうが、しっかりとしたことを言ってくれるように思います。

このあたり、西洋思想的な思考だと、「たくさんあれば安泰」「たくさんあるとより詳しく分かる」というイメージになるのですが、
東洋思想の場合、その在り方が「濁る」というか、「複線的になる」というか、そんな感じがあります。

これは例えば、
いわゆる正財格とか正印格、正官格みたいな、純粋な星の意味がくっきり出ますよ、という格というのは、基本的に同質五行が同居しないことが前提になっているのと考え方は同じで、
(正印格はタテ線に印星/龍高星・玉堂星がなければよいことになっていますけれど、一つのほうが格としては良いと思います)

これも、「濁りなく星の意味を発揮するには、複数の星が並び立つべきではない」ということに依っています

つまり、星は一つであることでクリアに光るということです。

もっとも、世の中には「濁りがあるほうが良い」、という方も多いので、それをもってダメだということでもありませんが、それによって、お伝えする内容が濁るなら、それもまた間者の因縁を背負い込むことになるのではないかと考えます。

例えば、算命学で読み解いたことに、タロットで調整する、みたいなのは、いかがなものか、と思います。

…あくまで個人的な考えです。
よって、上記のような方を否定するものではなく、該当される方におかれましては、ご容赦いただけますと幸いです。

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