算命学を学びはじめて良かったな、と思う一番のことは、
人生における取捨選択に時間がかからなくなったという点だろうと思います。
これは人によると思うのですが、
八門法などをみて、自分の欲求や自分の目指すものの数値がないとか少ないとかいう場合、
自分の欲求や目指すところというものを自覚するのが難しいもので、
例えば、
付き合う人とか読む本とか、住む場所とか食事のお店とか…といういうものを自分軸で探すのが難しいということが起こります。
そうすると、
自分軸がないので人が「いい!」と言っているものとか、世間一般において良いといわれているものに流される、
良さそうなものはひとまず手を付けてみる、ひとまず手に入れてみる、みたいなことになり、
やたらと広げすぎて収集がつかない、時間がいくらあっても足りない、
家の中の収納が追い付かないほどモノがあふれてしまう、みたいなことになったりします…。
多分、欲求や目指すものが元々くっきりしているような人は信じがたいだろうと思うのですが、
世の中には、欲求や目指すもの、というものが曖昧な人というのもけっこういて、
そういう場合に算命学というのは「道しるべ」のようにも使えるものだな、というお話です。
実際、私はそういう傾向があり、大学の選定やら就職先やらは、多くの場合、「他人の影響」で選択しました。
もっとも、「他人の影響」でも、これまでの選択にあまり後悔がないのは、まわりの人に恵まれていたおかげであろうと思うので、
その意味では、自分の欲求や目指すものがくっきりしないタイプの人は、
環境を選ぶ、付き合う人を選ぶというのは、けっこう大事だということになりますね。
さて、話を戻します。
私は算命学を学び始めて以来、
何にエネルギーを投じるべきか、
どのようなコンセプトで家具や洋服を選ぶべきか、
どういうことに時間を費やすべきか、
どのような分野を目指すと良いのか、
…ということが詳らかになり、そのおかげで、無駄なものを選ぶことがなくなり、断捨離が簡単になり、
時間の使い方、人との付き合い方、仕事に対する在り方などにおいて、無駄に合わせる、流されるということが激減したのですけれど、
そんなことを振り返りつつ、
エネルギーを投じるものを絞り込む、
自分のコンセプトを持つ、
自分の時間の使い方を自覚的にコントロールする、
どの分野を選び、どの分野を捨てるかを明確にする、
…というのは、
ある程度人生を進めてきたら、
あるいは、ある一定以上まで達成した何かがある場合には、
「絶対に明確にしておくべき」ことであるな、と思ったのですがどうでしょう。
若いうち、いってみれば納音プラス10年くらいまでは、あれこれ迷っていたとしても、
納音を超えて10年かそれ以上たったら、
若い頃は武器でもあった、「明確にしない、選択肢を多く持つ、可能性を広げる」、という在り方というのは、
むしろ、負債というか重荷というか足かせというか…そういうものになるんじゃないかな?
まだ途中ながら、只今、為末大さんの『ウィニング・アローン』という本を読んでいるのですが、
ある一定以上のところまでいったら、それ以外の選択肢を並行・並存させるというのは、邪魔にしかならないものです。
これはつまり、
ある一定以上のところまでいった何かがある場合、
それ以外についても「ある一定以上」ではないと満足するのは難しいもので、
つまり「ある一定以下」のものは無駄かストレスにしかならないものなので、
きちんと自分の枠組み・焦点をくっきりさせて、明確にしておかないと苦しいことになるのではないか、ということです。
もちろん、
あれもこれも「ある一定以上」を達成できれば素晴らしいわけですけれど、
多くの場合、時間もエネルギーも限られる中でいえば、「ある一定以上」を達成できる対象・分野というのはそう多くはありません。
その意味で、
この「自分が目指すべきもの」の指標やら方向やらというものをくっきりさせて、
その方向にエネルギーや時間をフォーカスさせた方が良いのだろうと思います。
そうでないと、
エネルギー切れ、時間切れになってしまったりしますよね。
なお、これを算命学的に見る場合、いろんな見方があるのですが、中でも人体星図の極星・旺星・最大剋星というのが参考になります。
数日前からnoteのほうで、人体星図を見るべきポイントというのを連投で書いている中で、本日はそのことを書きました。
一カ月くらいしたら単発投稿でも公開しますので、興味のある方はぜひご覧くださいませ。
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