本日は、算命学を長く学ばれている方にお声掛け頂いて、重鎮の方の算命学の講話を聴いて参りました。
オープン講座だけあって、内容は基礎的な内容でしたが、真摯に学ばれている方々の中に座らせていただき、刺激を受けるとともに、
皆さん熱心にノートをとっておられて気持ちが引き締まりました。
内容は、主星でみる夫婦の相性についてで、具体的な主星同士の相性について詳解していただいたのですが、
内容を帰納すると、
結婚生活が続く夫婦の型についてのお話といっても良い内容でした。
「仲が良い方がよい夫婦」
「仲が悪い方がよい夫婦」
「問題があった方がよい夫婦」
「問題がない方がよい夫婦」
「別居(単身赴任など)したほうがよい夫婦」
「別居しない方がよい夫婦」。
この場合の「よい」とは、結婚生活が円満に行くという意味で、相性をいうわけではありません。
夫婦関係というのは不思議なもので、
相性が悪くても円満なことはあるし、
相性が良くても円満にいかないこともあります。
そういう夫婦の型を、
夫婦の主星同士の関係から読み解きます。
平たくいえば、
主星同士に相剋や反発などがあればそれを消化した関係=問題がある状態であれば円満にいき、
主星同士が相生や和合などであればそれを消化した関係=問題がない状態で円満にいく、
「宿命と環境の一致が大切である」
ということでしたので、
いわれてみれば、
それは常々学んでいることの範囲ではあるのですが、
そういう切り口であまり認識していなかったので、たいへん勉強になりました。
しかしそれ以上にハッとしたのは、
やはり基礎や理論が何より大切だということ。
重鎮ともなると、
基礎的なことを縦横無尽に応用されるわけですが、その結果、
「知ってるはず」のことが別の角度で鮮やかに切り取られ、斬新な発見がありました。
算命学は、
基礎的な理論、
陰陽五行や方位方向が分かれば構造がわかるのであとはその応用ですよ、
といわれますが、
その応用の範囲が膨大です。
応用するには、
基礎的な理論や構造を正確に深く認識する必要があるわけですが、
だからこそ原典にはそういう基礎的な理論や構造が「これでもか!」と書き連ねられているのだと思い至りました。
このところ、
上期末の忙しさにかまけて、
原典を読み進めるのが滞っていましたが、本日その講義を受講して、改めてきちんと計画的に読み進めようと思った次第。
応用の幅を広げ、活用方法を知ることはもちろん必要ですが、
やはり基礎と構造をきちんと捉えることなくして物事を正確に把握することはできません。
重鎮といわれる方の講話は、
無言のうちにそうした基礎の大切さを語っておられたように思います。
ありがとうございました。