このところ、DVやら虐待やらのニュースをよく耳にします。
これらのニュースではだいたいにおいて、
「加害者側が悪くて被害者側が可愛そう」
という論調になるのですが、
これが夫婦間のことである場合、心理学では未熟なまま結婚してしまった人同士の共依存関係として双方に問題があると考えるそうです。
算命学でも、
宿命を未消化のまま結婚した未成熟な夫婦というのは十二大従星のエネルギーが極端に差があることが多くあり、
DVや虐待に発展するかは別にして、
結婚としては脆弱で離婚しやすいといわれます。
例えば、
最身強の夫と最身弱の妻とか、
その逆とかいうのは、
夫婦でみればバランスするので二人でいる限りは一定の安定を得るのですが、
個人でみれば、自分一人では得ることができずにいたバランスを配偶者によって得ている(=自分一人では不完全)ということなので、
その結婚自体は安定性を欠くと捉えます。
前に書いた情的結婚も未成熟なままでの結婚の形でしたが、
こうしたアンバランスな結婚は、
お互いが共に未成熟である限りにおいては小康状態ともいえるバランスを保つことができるものの、
どちらかが何かのきっかけで成熟に向かうと、もう一方もそれに追いつく成長をしない限り、その関係は破綻する傾向にあります。
(成長することで、方向性の違いが明確になってしまうこともあります。)
成長すること、成熟することばかりが善ではなく、
アンバランスや脆弱が必ずしも悪ではないのですが、
何か大志をもって成し遂げたいことがあるような人は、このあたり、意識したほうが良いかもしれません。
算命学では、
宿命の消化が開運に向かう道といわれ、
身強だろうと身弱だろうと、宿命に応じた消化ができていれば安定を得ることができます。
安定を得ていない人の、自分の対極のエネルギーを欲してする結婚が安定あるいは停滞に向かうのに対し、
安定を得ている人の、エネルギーが近い人との結婚は、切磋琢磨につながり発展に向かうように思います。
とはいえ、
他の要素にもよるので、「絶対」ではありませんし、
既にアンバランスな結婚をされていても、
友達や仕事仲間と切磋琢磨して成熟、発展に向かっている方もいます。
なので、一つの視点として参考にご覧いただければと思います。
以下、十二大従星の点数(ご参考)
天報星:3点
天印星:6点
天貴星:9点
天恍星:7点
天南星:10点
天禄星:11点
天将星:12点
天堂星:8点
天胡星:4点
天極星:2点
天庫星:5点
天馳星:1点