後天運の消化について、
「そんなことに縛られるなんてやってられません!」という人がいます。
(言わないけど思ってる様子の人はさらに多くいます。)
たしかにそういう考え方もあるな、と思うのですが、
私的には後天運によってオートマチックに1年毎、10年毎のテーマが決まっていくというのはけっこう楽しいものだな、と思ったりします。
大人になると、割と何をしても自由なわけですが、自由って制約があるから楽しいのであって、「全き自由」というのは案外と退屈で、ときとして途方に暮れてしまうものでもあります。
その意味では、
後天運のテーマというのは「神様からの宿題」のようなもので、そこで学ぶべきことや体験すべきことが明確なので、
むしろありがたいものなのではないかと思いますがいかがでしょうか。
ということで、龍高星の消化。
★龍高星
常識にとらわれず、絶えず動き回るとき。
「忍耐」「放浪」「改革」を意味する星で、その質は「創造と破壊」。内に強烈なエネルギーを持つ星で、動乱期に力を発揮します。
本能は「知恵」で、その知識欲と新しいものや未知のものに対する好奇心は非常に強いものがあります。
一所に根を張って生活する守備本能とは対照的に、この星が巡ると放浪を繰り返したり休む暇がないほど気ぜわしく動き回るようになります。
よってこの時期は平穏無事な生活はほぼ無理。
とにかく現状を変化させたくなるため、転職や引っ越しを重ねたり、模様替えやワードローブを次々と変えたりします。
若い内にこの星が巡れれば過保護は避けた方が賢明で、自由放任が望ましいです。
龍高星は未知の世界への憧れが強く、体験的に学ぶ知恵の星なので、旅行や留学をすれば知識や知恵がどんどんつきます。
適齢期にこの星がめぐると、常識にとらわれない結婚に向かいやすくなりす。
また、束縛を嫌ったり、不倫浮気をすることもありますが、これは自由を謳歌したいという意識によります。
また、日常生活においても、伝統や慣習にとらわれず、むしろ古いものを壊して新しいものを築く方向に向かいます。
一言でいえば個性的。
40代50代でめぐると、生き方そのものが変わってきます。
家庭が安住の場にならず、冒険に向かう傾向もあります。できれば、予め自分で旅行や遊びの予定を入れて、うまく消化した方が安全に楽しめます。
いずれにしても、変化の激しい環境に身を置き、そこで何かを得たり創り出したりすることに精神的な満足を感じるときなので、落ち着こうなどとは考えず、どんどん動いていくことが生産的な後天運の消化につながります。