金烏玉兎庵

天報星とランニング

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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私はエネルギー値がそれほど高くないので、
毎日がっつりランニングするのが良いわけでもありません。

そもそも、壮年期身弱星(天報星)なので、
意欲的にがっつり毎日続けていても、ふとしたところで途絶えてしまう、いわゆる「中折れ」的な傾向があります。

それなのに、
思い立ってはせっせとランニングをする(何年かに一度ずつ、定期的にランニングに気持ちが向かいます)、
せいぜい数キロ走れば良さそうなところを、なぜか5キロ、10キロ、場合によっては15キロくらい毎日走ってしまうのがなぜかな?と考えていて気付いたのですが、

なんとなく、
ランニング中の「胎児的な空間」(天報星的な空間)を欲しているからなんだと思います。

天報星というのは胎児の星ですが、
胎児というのは、無意識的な思考をする時期、そして有形の世界に影響を及ぼすことが出来ない存在です。

お母さんのおなかの中で、
外側の音楽に反応し、気分良く感じることはあるかもしれませんが、
何か意識的に、何かをしたいとか何かを欲するというような思考をすることはありませんし、

お母さんのおなかの中でお腹をすかせたら、お母さんを通して栄養を取ることはありますけれど、
自分で何かを手に取るとか、自分でどこかに食べに行く、というようなことはできません。
ただただ、お母さんのおなかの中で、無意識的に思考をし、身動きの取れない状況の中で間接的に(想念により)欲する現実を手に入れるのが胎児の在り方。

私にとって、ランニング中、というのは、そういう胎児的な在り方ができる空間、のような気がします。

ただただ走っているので、走ること以外できることはなく、
ただただ想念の世界に没入して過ごすだけの時間。
未来を描き、目指す場所のヒントを得て、モノゴトが実現していく種が育まれていく時間。

もちろん、同じランニングをするにしても、過ごし方やその意味というのは人に寄って異なるとは思うのですが、
私の場合のランニングというのはそういう時間である気がします。

天報星というのは、有形の世界で力業(ちからわざ)で何かをしようとしても成し得ない星です。

いや、有形の世界で力業で何かをして、まったく成し得ないわけではないのですが、
本質的な意味で「何かを成す」ということをするなら、
想念で描いたことが自然と実現していくのを見守ることが必要で、
そういう「天報星らしい実現のさせ方」ではないと、有意の実現になりにくいように思います。

逆に言えば、
想念で描いたことが育っていくのに任せることができれば、
案外と何でもできる星でもあります。

但し、よく「多芸多才の星」「変転変化の星」といわれるその字面だけを取り上げて、
意識的に、エゴをガッツリ出して、「なんでもやろう」「あれこれやろう」としてしまうと、転ぶとか折れるとかいうことになりがちでもありますね。

このあたり、天報星がある人にしか伝わらない感じもありますが、
ちょっと気づいたので備忘として書いておきます。

ちなみに、天報星がある人は、「新月の願い事」をしておくと良いと思います。
自分で力業でやるよりも、そのほうが案外と実現率が高い、というか、気づいたら叶っていた、的なことが多いんじゃないかと思います。

天報星でなくても、身弱の人は基本的に「自分の力業で何かをする」ということには馴染みにくいので、
「願い事」というのを軽視することなく大事にされると良いだろうと思います。

次の新月は、明後日15日(日)の17時47分~23時10分です。

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