後天運で巡る星が自分の星図にある場合は、その星がよりスムーズに強く出る感じです。
大運でも年運でも、それと意識しなくても、消化しやすいのですが、
せっかくなので陽転させることを意識する一年にすると良いように思います。
調舒星の期間は、対人関係にはあまり向きません。
もともとこの星を持つ人は大して気にしないと思いますが、この星を持たない人や、持っていても調舒星を飼い慣らせていない若い頃だと、この期間に「対人関係がうまくいかなくなった」とピリピリされる方がいます。
もともとそういう期間なので、
対人関係ではなく調舒星が活きる芸術などの分野に意識を向けると良いと思います。
ということで、調舒星の消化法です。
★調舒星
周囲から孤立しやすく、ロマンを求めるとき
「反発」「反抗」「孤独」「感受性」を意味する星で、その質は「空想とロマン」です。
本能は、鳳閣星と同じく「伝達」で、平和期より動乱期にその力と才能を発揮します。
この星が巡ると、孤独を好み、自分の世界に閉じこもりがちになります。
未成熟の時期にこの星が巡ると、気難しさをまわりにぶつけ、自分で孤独の世界を作ります。
20代にこの星が巡ると、孤独感からくる寂しさを紛らわせるために結婚しようとすることも。
この時期は寂しさの解消のための結婚なので相手選びが不十分であとあと後悔する可能性大。
仕事面ではまわりからのバックアップが見込めないなど何でも一人でやらなければならない立場に置かれたりします。結果、神経過敏になったり感情の起伏が激しくなったり。
人間関係では、人の好き嫌いがはっきりし、独善的になり、また頭から抑えようとする人には猛然と食ってかかったりすることも。
この時期は人間関係に軋轢が生じやすく、対立や衝突をしがちで、それが憎しみや執念深さやとして尾を引いたりもします。
この時期はとにかく対外的には厳しい状況におかれ、平凡な生活は望めません。
ではどうするかといえば、
「孤独」「感受性」といった調舒星の特性を活かすことが大切で、そのためには孤独の世界を楽しむ楽しさを見つけることが求められます。
それが見つかれば、自分なりに充実した生き方ができます。
音楽や絵画、詩歌などの芸術分野での才能発揮には好機ですし、霊感に近いインスピレーションにより歴史上の大発見や発明もこの星の下で生まれます。
1つのことに集中するエネルギーは素晴らしいものがあるので、この技術を身につければ、一芸に秀でた専門家になることも夢ではありません。
参考:『チャンスを生かす幸せのリズム』菊池桂子 著