そこにいるだけで意味が生まれる。
その行動が雄弁に語る。
こうしたことは、ある程度名が売れ、あるいは地位が確立した人である場合にはよくあります。
よって、そういう「名が売れ、あるいは地位が確立した人」というのは、多くの場合、行動や言動に慎重になる傾向にあります。
あるいはマネージャーがついてコントロールするか。
例えば「本の推薦文を書いてください」と頼まれた場合、
無名の、何者でもないような人は、特に考えなく喜々として引き受けたりするものですが、
ある程度名が売れ、地位が確立したような人であれば、
その本がどんな本なのか?
その本の著者がどういう立場のどういう思想の持主なのか?
…ということまで配慮したうえで、引き受けるかどうかを決めるものです。
これは、
その人の名前が帯に書かれるだけで、大きな意味を持つ、
その人が推薦文を書くだけで、大きな影響力が生まれるためであり、
軽々に引き受けることにより、
自分が意図しないような意志表明になってしまう、
自分が認識してさえいないような立場の表明になってしまう、
ということが起こり、
その結果、仕事や人間関係に想像を超えるような影響を及ぼしたり、
ときに自分自身はもちろん、身の回りの人の立場を危うくしたりすることがあるためです。
堅苦しい、と思う方も多いと思うのですが、
ある程度名が売れ、あるいは地位が確立した人であれば、有名税のようなものであり、当然のこと。
その意味では、
ある程度名が売れていなくても、特に地位が確立しているわけではなくても、
自分がそういう「ある程度名が売れ、あるいは地位が確立した人」になろうと志す人、なるだろうと思っている人、
あるいは、身近な人がそういう立場になる可能性がある人であれば、
予め、そういうことにきちんと配慮しておくことが必要なのだろうと思います。
司禄星というのは、そういうことについての配慮が行き届いている星です。
ときに慎重すぎるといわれることがありますけれど、
彼らは「確実に一歩一歩を進んでいく」人たちなので、
いずれ自分がそういう「ある程度名が売れ、あるいは地位が確立した人」になるということを知っているのかもしれません。
だから、軽々なことは決してしない。
算命学において最も尊ばれるのは司禄星といわれます。
これについて、
私は、算命学におけるもっとも重要な概念である中庸を備えた星であり、
コツコツと蓄積していく先において確実な信頼とその結果を得ることが出来る星だから、
というふうに考えていたのですけれど、
最近、そういう「軽々なことをしない慎重さ」というのも、司禄星の尊ばれる点なのだろうと感じています。
別の言い方をすれば、
そういう「軽々なことをしない慎重さ」という司禄星の性質を見習うことで、確実に歩を進めることができる、
あるいは、
段階的な発展を目指す場合には、そういう司禄星の慎重さは不可欠のものなのではないか、ということです。
冒頭の、
例えば「本の推薦文を書いてください」と頼まれた場合、ということについていえば、
そういうときに、考えなく嬉々として引き受けたりしていると、
気付かないところで誰かの手先になり、あるいは誰かの広告塔になっていて、
気付いたら大切な人がまわりからいなくなっていた、みたいなことにもなりかねず、
自分の目指すものを売り渡すことにさえなりかねないわけで、
十分、気を付けて、慎重さをもって臨まなければいけないのだろうと思います。
このところ、色んなお願い事をされることが増えており、ちょっと自分を戒めるために書いておきます。
⭐︎2020年12月三週目分のマガジンを公開しました☃️
今週は、ランニングを中に撮った写真です。
「占い師が不幸になってはいけない理由」など書いています。
https://note.com/kinugyokutoan/m/m20ac6e60d9b2
⭐︎エネルギー値(総合指数)を確認できる命式表はこちら:https://note.com/kinugyokutoan/n/n1da8aec950b3
⭐︎2020年4月公開分(統合版)
https://note.com/kinugyokutoan/m/m9bf267619763
⭐︎2020年5月公開分(統合版)
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⭐︎2020年6月公開分(統合版)
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