世の中、「お客様の言葉」に耳を傾けましょう、ということを当たり前のことのようにいう方がおられるのですが、
これは、例えば大衆向け大量生産をする人たちがするべきことであって、
例えば、「技術の粋」を提供するような人たちというのは、
凡人・大衆の言葉になど耳を傾けるべきではないだろうと思います。
専門のことは専門家に任せましょう、
という類の宣伝文句の胡散臭さというのは私も認識していますが、
それでもなお、
「ホンモノ」には、ただ「任せる」ということをするべきで、
凡人・大衆の狭い了見、浅い知恵で「ホンモノ」に対して意見をいうべきではないし、
そもそもそんなことに貴重な「ホンモノ」の時間を煩わせるべきでもないだろうと思います。
一方で、「ホンモノ」も、そういう思慮なく投げかけられる意見などにかかずらうべきでもないですね。
ちょっと言葉が悪くて恐縮ですが、
「バカは伝染する」ので、狭い了見、浅い知恵でモノ軽々しくいう人たちの、
垂れ流されるかのようになされる意見などにまともに取り合っていては、
そもそもの役割を果たすことができなくなります。
また、その凡人・大衆の側でいえば、
凡人・大衆がその浅薄な世界を抜け出す方法は、
ホンモノが見ている深遠な世界に意見をすることなどではなく、
黙って静かに推参すること、それを味わわせて戴くこと、それだけだろうと思います。
ホンモノにはホンモノの世界があり、
凡人・大衆には凡人・大衆の世界があります。
なお、このホンモノの世界と凡人・大衆の世界というのは通常、絡み合うことのない世界です。
但し、この絡み合うことさえない世界がときに「つながる」ことがあって、
例えば、
別々の世界にいるそれぞれが、絡み合って各々の個性をもって協力し合いながら「つながって」発展に向かえるのが半会の時期、
別々の世界にいるそれぞれがすれ違うように「つながる」のが害の時期、
別々の世界にいるそれぞれが対立するのが刑、
別々の世界にいるそれぞれの対立が極まり、ぶつかった先において新たなものに気づくのが対冲、と思います。
…支合は別々の世界にいるそれぞれが己の道を歩みそれが発展していく時期ですね。
ちなみに、
ホンモノと凡人・大衆を分けるのは、
自分を知って自分の道に向かっているかどうか、という点です。
世の中には、己を知らず己の生きるべき道を知らない人がたくさんいますが、
そういう人は、道に迷い凡人・大衆の中に埋もれていきます。
己を知り、己の道を邁進し始めた人というのは、
たとえ最初はだれ一人それと認める人がいなかったとしても、
いずれ人の目に留まり、人を惹きつけ、存在感を発揮して始めます。
そういう人は、
宣伝しなくても、それと宣言しなくても、それを誰にも言わなくても、
にじみ出るかのように何かを発し始めるものですが、
そうなってくると、まわりの人が放っておかなくなりますね。
本来、人がこの世界に登場する、存在感をもって意味の在る役割を果たす、という場合のそのスタートというのは、そうあるべきなのだろうと思います。
冒頭の話に戻せば、
ホンモノを目指すなら、
「お客様の言葉」に耳を傾けるより先にやるべきことはある、ということです。
2021年2月一週目のマガジンを公開しました🌸
近所を歩いていたら季節外れのバラが咲いていてその写真です🌹
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