三人寄れば文殊の知恵、といいますが、
個人的には、三人寄れば烏合の衆、というほうが正しいんじゃないかな?と思っています。
弟の引っ越し先の選定を一生懸命手伝っていたのですが、
経済感覚、
つまり、独身で比較的余裕のある私と、子供が二人いてこれからたくさんお金がかかる弟夫妻とが、
一緒に家を探していると、へんてこなことになります。
…平たくいえば、私は「手伝い」というよりむしろ「ひっかきまわした」感じがあり、
結果として、烏合の衆になってしまったな、と反省している次第。
さて、生月天中殺は、家系の場所が中殺されているわけですが、
家系とのつながりが「ない」というよりは「不安定になる」というほうが適切です。
というのも、
例えば継承運の天中殺で生月天中殺の人は、その不安定になる結果として家系から離れたほうが穏当である一方、
非継承運の天中殺で生月天中殺の人は、その不安定になる結果として家系から離れがたくなる傾向にあるためです。
「不安定」になることの結果、そこに葛藤がつきまとう、という点はすべての天中殺の生月天中殺の人に共通しているのですが、
その不安定の結果、家系のほうに傾くか、家系とは反対側に傾くか、という違いがあります。
私は戌亥天中殺なので、基本的に家系から離れる方向、
家から出ることでそれなりに世界を広げることが出来たわけですが、
一方で、そうやって離れた家系・家族への思いというのをスパッと断ち切っていけるかといえばそうではなく、
気持ちは逆に家系・家族に向かうというアンバランスさがあります。
よく、宿命中殺の人は家系を離れたほうが親や家系を大切にできる、といわれるのは、
ひとまず中殺を消化することで自分がまず元気に世の中に向かって動けるようになり、
その先において精神において家系から離れがたいという思いを持つからではないかと思います。
その「家系から離れがたいという思い」というのを、
良く言えば「親や家系を大切にできる」ということであり、
悪く言えば「親や家系に気持ちをからめとられて葛藤する」ということではないか。
本質において、宿命中殺がある人というのは、孤独であって陽転します。
枠がない世界、自由に動ける世界、しがらみのないせかいにあってこそ元気になります。
その意味では、きちんと家系・家族とのバランスを取らなければ、萎(しお)れてしまうので、
きちんと距離を取る、入れ込みすぎない、自分のペースを守る、ということが大切だろうと思います。
実際、そうやって実家から離れたところに独り暮らしをするようになって、俄然元気になり、安定度が増し、家族との関係も良好に過ごしています。
けれどこの何週間か、弟家族を手伝いつつ、
それも、喜んで自発的に、多少の差し出がましさを伴いながら手伝いながら思ったのは、
なるほど、こういうことになるから、
中殺がある人は家族・家系から離れたほうが良いのか、ということ。
というのも、
家系の柱が中殺され、不安定になっていると、
頼まれもしないのに(いや、頼まれはしたので頼まれた以上に、というほうが適切ですが)一生懸命あれこれやって、
ときに自分のペースや自分の仕事、自分の人間関係までも棚上げにして、家系家族のために身を尽くす、ということが起こります。
それがここ数週間の私でした…。
そして、生月天中殺が家系の中で家系に寄り添おうとすると、
こういうことが起こるのか、ということをまざまざと体験し、反省しました。
今回、弟家族が割と近所に引っ越してくることになったので、ちょっと意識的に気をつけねばと思います。
2021年2月三週目のマガジンを公開しました🌸
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