調舒星とかが星図の何処かにあると、
俄然孤独に強くなります。
キライな人とかどうでもいい人とかいうのが誰しもいて、
そういう人とイヤイヤながら一緒にいる人も多いと思いますが、
調舒星のある人は、そんなふうに「キライな人やどうでもいい人」というある種の不純物が自分の人生にあることを嫌うので、
そういう人と過ごすくらいなら一人で洞窟にでもこもったほうがマシだと考えます。
それでこそ調舒星。
ですがたまに、
調舒星があるくせに孤独を厭うてまわりに迎合する人がいます。
誰かに何か悪口を言われたりすると落ち込んで、急いで「汚名挽回」に必死になったり、
一生懸命自分から働きかけてみたり。
一人でいることを恐れる調舒星というのは陰転している可能性が高いです。
本来の調舒星であれば、
誰かに悪口を言われたらこれ幸いとその人との縁を切る大義名分が出来たと喜んだりするもの。
そもそも、
人と関わるのがキライな星ですし、
唯我独尊的に、他人の評価を必要としない星でもあります。
自らの美意識を体現することが調舒星の役割であり、その調舒星の体現した美意識に人々は惹きつけられる。
(火生土、で引力につながります)
よって、
調舒星のある人との人間関係の主導権は常に調舒星のある人にあります。
こう書くと高飛車な印象を与えそうですが、
陽転した調舒星はとても魅力的なので、一人で俗世から離れてこもっている塔に人が列をなして尋ねてきたりする、そんな感じです。
調舒星というのは、
自分から評価や親交を求めるべきではなく、
まわりから自分に寄ってくる魅力を備えることに力を尽くすべきで、そうでなければ陽転しません。
天将星の陽転が5%といわれるのと同様、
調舒星も陽転できている人は多くはないですが、光らせることができればとても魅力的な星です。
星も持っているだけでは光りません。
調舒星があって、
他人の評価に鬱々としている人がいたら、
自分が自分の信念、価値観を歪めていないか見直すと良いです。
本来持っている審美眼や真理を見抜くその力に蓋をするのをやめて、
世の中の不純なものに迎合することなく完成美を見据え、
自分の心に映る真実を表現し始めたとき、
調舒星の陽転が始まります。