陽占の星を光らせるということについて質問を頂いたので、それについて書いておきます。
「宿命の消化」というときに、
陽占の星はその場所ごとの光る年代を意識すると良いです。
年代は若年期、壮年期、晩年期の3つに分かれ、これを三分法といいます。
意識しなくても自然と光るものでもありますが、意識することで調和的に燃焼しやすくもなります。
☆①❷
③④⑤
❻⑦❽
陽占の上記の①〜❽のように並ぶ星図の中で、
①❷⑤は若年期(だいたい27歳くらいまで)
④⑦❽は壮年期(27歳から65歳くらいまで)
③❻はそれ以降に光る星です。
白丸の数字は十大主星、
黒丸の数字は十二大従星です。
それぞれの年代において、
黒丸の星の意識で白丸の星の役割を果たす(行動をとる)という現れ方をします。
白丸の星(十大主星)についていえば、
①⑤の関係や④⑦の関係が相剋の場合、
それぞれの星の行動がランダムに、時にアンバランスに現れます。
①⑤の関係や④⑦の関係が相生の場合、
生む側の星がベースになって生まれる側の星が強く出ます。
①⑤の関係や④⑦の関係が比和の場合、
その星がそのまま出ますが、過剰になったりします。
実際には、五行だけでなく陰陽も併せて考える必要があるのですが、
ざっくりいうとそんな感じです。
ちなみに相剋になっている場合は工夫が必要です。
黒丸の星についていえば、
それぞれの星が各年代に合っていれば消化しやすく、各年代からかけ離れていると消化しにくいといわれます。
各年代の黒丸の星は以下のとおり。
若年期→天報星、天印星、天貴星、天恍星
壮年期→天南星、天禄星、天将星
晩年期→天堂星、天胡星、天極星、天庫星、天馳星
これに加えて、自分の星図にある従星の位置と大運の従星と一致していると平和に消化できます。
不一致の場合、その星がアンバランスな出方をするので、意識的に修正した方が円満です。
なお、十大主星の相剋や比和、十二大従星の年代の大運との不一致は社会に対してアンバランスな出方をするので、突き抜けた個性として光るということもあるのですが、
先ほど書いた「まわりに合わせ従う」則天去私の在り方を目指す場合は、意識的に合わせたり修正する必要があります。
「合わせなければダメですよ」
ということではなく、
「合わせることを意識した方が円満です」
ということです。
陽占は年代ごとの光る星を見るこの三分法以外にも、対人関係や親子関係、出発点やゴールなど、様々なものが現れているので、
ここに書いたことがすべてではないのでご注意ください。
こういう捉えたもある、ということで参考にしていただければと思います。