このところ、追証のためにサラ金で借金をして、
住宅ローンを組めなくなりました、という方がけっこうおられます。
株が下がる下がると思って空売りを重ね、
結果として、案外と下がりませんでした、みたいな話の末に、そういうことになるようですが、
家を買うより先に信用取引などをすると、苦しいことになるので気をつけましょう。
今みたいな相場だと、欲張らなければ、
インデックスでの中長期投資でもそれなりに儲かると思います。
が、その「欲張らなければ」のタガが外れて失敗する人が多いですね。
このあたり、初めてワンルームマンション投資をしたサラリーマンが、
一戸目で緊張感が緩んでしまって二戸、三戸と買ってしまって首が回らなくなるのに似ているな、と思います。
「欲張らない」って大事です。
「欲張らない」というのを、東洋思想的にいえば「中庸」ということですが、
中庸の抑制のきいた在り方というのは、あらゆる面で美しさと、そしてその先に持続性というのを持ちます。
中庸を欠いた在り方というのを「芸術」という面でいうなら、
例えばピアノを弾くときに簡単なところで走ってしまい、難しいところになるとテンポが落ちるとか、
バレリーナが伸ばしやすい方には勢いよく動くのに、伸ばしにくいほうではスローになる感じとか、
そういう、「一定のリズム」を欠く在り方といえると思うのですが、
そんな様子というのは、かなり見苦しく、観ているほうがしんどくなるものでもあります。
そう考えると、
急ぐよりも「均質・一定」を維持する、その抑制された在り方にこそ、目指すべきものがあるのだろうな、と思うところ。
私は最近、ヒラリー・ハーンさんのバイオリンによるバッハをずーっと家で流しているのですが、
「均質・一定」、そして「抑制」といえば、バッハであろうと思います。
楽譜そのものが曼荼羅なんじゃないか？とすら思うような、
展開したらシンメトリーの図面が出てくるんじゃないか？と感じるような、
そういう音楽は、なんとなく説教をされている感じもあるのですが、
聴いていると「整っていく感じ」というのがはんぱなく、
細胞の一つ一つが、正確に、そして適切に再構築されていくような感じがあります。
朝顔が竹軸の支えを得て伸びていくように、
身体を構成する細胞が、バッハの旋律に支えられて適切なところに配置されていくような。
算命学というのは、「正しさ」というのが確定的に分かる学問ですが、
このところバッハに惹かれるのは、そういう「正しさ」に共通するものを感じるからかもしれません。
「正しさ」というのは、揺るぎないものです。
その「正しさ」が拠り所となり、安心できる感じが私は好きなのだろうと思います。
あるいは、算命学というのは「波動」の学問でもあると考えていますが、
音楽も「波動」で成っていて、そういうところも共通していますね。
算命学が「波動」の学問、というのは、
安定的な生き方という「波動」の先に生まれる星、不安定な生き方という「波動」の先に生まれる星があるあたりを見れば、
そのことが良く分かるだろうと思います。
生き方の波動は、その後の人生を創る、ということが算命学を学ぶと分かります。
そう考えると、おかしな生き方はできませんね。
2021年5月三週目のマガジンを公開しました。
今週は盛りだくさんです。
https://note.com/kinugyokutoan/m/m02272906c170
おすすめは以下の２つ。
⭐︎4/11 大運六旬目の天剋地冲とは何か？それまでにやるべきことと六旬目以降にやるべきこと、人生の本質
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3a448c375bc5?magazine_key=m02272906c170
⭐︎ 4/10 大運と年運の関係、大運・年運とは？身内・他人とは？、外に向かうべき時期と内に向かうべき時期
https://note.com/kinugyokutoan/n/n65f4ff6e4e7e?magazine_key=m02272906c170
「○○につながりやすい要素」の投稿はセンシティブなので閲覧ご注意くださいませ。
⭐︎サークルはこちら：https://note.com/kinugyokutoan/circle
一日あたりペットボトル一本分くらいです🥤
2021年5月一週目のマガジン📚
https://note.com/kinugyokutoan/m/m698b4061ecd5
全体観をもって玄流八格を捉えていく視点や、各時期の十二大従星の消化について書いています。
⭐︎2021年4月五週目のマガジン📚
https://note.com/kinugyokutoan/m/md5e5a68e770f
「生き方」「自分の取説」といった処世術的内容のほか、堺雅人さんの命式詳解の後半です。
命式詳解では大運天中殺、守護神についても触れています。
⭐︎2021年4月四週目のマガジン📚
https://note.com/kinugyokutoan/m/m722365bfe12f
成功や活躍にはエネルギーの配分が必要なお話、人間に残虐性が育つ仕組みなど、センシティブな内容を含みますのでご注意くださいませ。
⭐︎2021年4月一週目のマガジン📚
「理想的な大運の流れ」について書いています。
https://note.com/kinugyokutoan/m/m4de10b4494e7
その「理想的な流れ」を持つ人でなくても、
活躍に向かう処世術の参考になります。
⭐︎統合版（2020年4月分〜2020年9月分まで）もあります。
2020年7月分の統合版はこちら：https://note.com/kinugyokutoan/m/mcc226453dbaa