中殺がある人の「過剰感」「徹底感」について※閲覧注意

kinugyokutoan

3年前

子供、というか若い人たちが、

自分の心が喜ぶことよりも、得することのほうを選び、
大きなチャレンジよりも目先の安易なものに向かう、

…そんな姿を見るのは、本当に残念なものだな、と思います。

「子供を自由にのびのびと育てよう」
ということを、文字通りやろうとすると、
まぁ多くの場合、そういうことになるんだな、ということをひしひしと感じる最近。

安易に子供にモノやお金を与えること、
甘やかすこと、
…というのは、本当に何一ついいことにはならないものだということを体感しています。

とはいえ、実際にお子さんがいるような方は、
そういう不満があったとしても、
強硬な厳しさを貫き通せることばかりではなく、
どうしようもないな、と思ったからといって突き放せるものでもないだろうと思いますが。

…その意味で、私は子供がいなくてよかったな、とつくづく思います。

中殺があるような人は、
基本的に、何事にも期待値というか目指す水準が「徹底的」なので、
親に対して「全き理想の親」であることを過剰に要求してしまうのと同様に、
子供に対しても「全き理想の子供」であることを過剰に要求してしまう、ということがよくあります。

そういう「過剰感」「徹底感」というのが、
子供のころは親との破壊的な衝突を引き起こし、
親になれば子供との不可避のすれ違いをもたらします。

ゆえに、
中殺を持っている場合には、
できるなら実際に距離のある生活をおくるのが望ましく、
むずかしいならせめて上手に心理的な距離を取りながら、
「過剰感」「徹底感」が「脆く繊細な家族のきずな」を損なってしまうことのないよう気を付けて生きることが、
中殺のある人には必要であろうと思います。

家族のきずなは脆く繊細なんかじゃないですよ？
うちの家族は強いきずなで結ばれているから大丈夫ですよ？

…というご家庭もあると思うのですが、

中殺がある人と中殺がない人の関係というのは、

中殺がある人のほうが強いパワーをもっている場合には、
中殺がある人が中殺のない人を徹底的にやり込める、その先に破壊する、ということが起こりますし、

中殺がない人のほうが強いパワーを持っている場合には、
中殺がない人が中殺のある人を徹底的に否定して、その先に廃人のようにしてしまうということが起こります。

そうしたことが例えば現時点で顕在化していないにせよ、
中殺がある人と中殺がない人というのは、
住んでいる世界、見えている宇宙の規模がまるで異なる、

いうなれば、
「同じに見えてまるで異なる地球」に住んでいるようなものなので、

一緒に住んで共に生きていこうなどとすると、
片方の地球が壊れてしまう、というようなことになります。

なお、本来、自分の人生において、

何よりも自分の心が喜ぶことをする。
誰よりも自分のことを優先する。

…ということができていれば、そういう悲劇は起こりません。

ただ、冒頭にあげたように、
私たちは子供のうちから、

自分の心が喜ぶことよりも得することを、
自分のことよりも親や友達、他人を優先することを、
「あるべき姿」と教えられて育てられます。

その結果、無駄に縮こまり、密着し、互いに身動きが取れなくなった先に、
あちこちで破壊的な夫婦、破壊的な家族があふれる事態になっています。

何よりも自分の心が喜ぶことをする。
誰よりも自分のことを優先する。

.…ということを徹底して、
自分の美しい地球を謳歌して生きていきたいもの。

距離をとる、というのは、「スペースを設ける」という言い方もできますが、

自分に軸を置いて、自分の捉える美しさを優先していく先において、
そうやってスペースを設けることで、
お互いの美しい地球を守り謳歌することができます。

分かりやすく言えば、互いを思いやることができる関係になることができます。

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