「人生における苦しいこと」
というのは、できるだけ若いうちに経験しておいたほうが、
その苦労から知恵が育まれ、
人生の半ば以降、ラクに利口に過ごすことができます。
苦労が少ないと、
「人生舐める」ような姿となって、
人生の半ばくらいまでは機嫌よく過ごしていたとしても、
年を重ねるにつれ、だんだんと苦しいことになります。
その意味で、
子供を甘やかす、子供を過保護にする、子供にたくさん資産を残す、
…というようなことは、
シンデレラの継母がその実子を甘やかせて王子様から見向きもされなかった、
あの実子のような人間を育てることにつながるので気を付けましょう。
ちなみに、
取り分け苦労したほうが良いのはいわゆる濁星で、
貫索星、石門星、調舒星、車騎星、龍高星です。
中でも、龍高星・貫索星・石門星は、過保護にすると本来の良さがまるで発揮できなくなるので注意が必要です。
龍高星は10大主星で最も忍耐強い星と言われますが、
苦労をしてこそ、その苦労を通してその忍耐力が育ち、
その忍耐の中で深い知恵が育まれ、
工夫したり改革したりするという才能が発揮されます。
貫索星・石門星は守備の星であり、一見「濁星っぽくない」といわれたりするのですが、
「守備の才能」が磨かれるには、
守備しなければならない脅威や困難という経験が必要で、
そういうものを経ない場合、
貫索星であれば信念のない独立独歩=単なる我儘な人
石門星であれば信念のない協調性=調子がいいだけの人
…になったりします。
なお、いかにも「鍛錬される環境」を誰もが選べるような書き方をしましたけれど、
実際には、
人生のどの時期に苦しいか?
…というのは、人によりある程度決まっています。
よってもし、人生の前半に「ラクな人生」がめぐるような場合は、
それなりの作戦を立てておくほうが良いだろうと思います。
一方で、人生の前半に「苦しい時期」があるような人は、
「苦しい時期」を乗り越えた先に広がる世界を楽しみに励んでいきましょう。
ところで、こういうことの仕組みについて、
説明しても案外と「活用」できる人は少ないもの。
このあたりは結局、きちんと学んで腹落ちしていないと、活かすことが難しいのかな?という気もいたします。
私のところにご相談に来られる方は、
だいたいはお勉強をされている方なので、
私も、一般的な算命学の鑑定士さんよりはかなり深めのことをお伝えすることが多いのですが、
そのお伝えすることを受け取れる人と受け取れない人がいて、
このあたりは、伝える側と受け取る側の「共通言語」がどれだけあるかにもよる部分もあるのだろうと思います。
ちなみに、
そうした「共通言語」の一つに、
「苦しい時期」の経験、というのもあって、
「苦しい時期を過ごした人同士だけが理解できる言語」
も、あるな、ということを最近よく感じます。
歳を重ねて「だいぶ楽になった」時期に、
親しくなれるのはそういう共通言語を持つ人であり、
それもまた人生の楽しみであるように感じます。
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