去華就実

kinugyokutoan

3年前

『華を去り、実に就く』

これは「去華就実（きょかしゅうじつ）」
という四字熟語の書き下し文です。

これは、
「華やかさ、華美なことから離れて、
内実に向かう、実のあることに向かいましょう」
…という意味の言葉。

5年ほどまえ、
人生に迷い、自分の欲求のある場所がわからずにいた頃に、
私は「自分の欲求の在り処」を探すために、
『やりたいことリスト100』を作って、
上から順番に取り組んでいたのですが、

その時期に、
リストの何番目かにあった「絵を描く」というところで描いた絵の一枚がこの絵です。

当時すでに、
他人にアピールするための虚栄ではなく、
誰に顧みられずとも自分にとって実がある、その方が大事であること、

表面的に華美を装い評価され喧騒の中に身を置くよりも、
内面的な実質こそ重視すべきで、実質とは閑静な環境においてこそ育まれる、
ということが、腹の中心にあったのだろうと思います。

私はFacebookなどで他人を煽って注目を求めるような在り方や、
浅い理解でブログを書く、ましてその薄い理解で本を書くなどということについては、
極めて否定的で、他人の目を気にせずその立場を明確にしていますが、

そういう在り方は、
算命学を学び始めるよりも前に、定まっていたのだということがこの絵に見ることができます。

あるいは、
「華を去り、実に就く」
…と、心を定めたからこそ深い理解に導かれたのか。

中身がないことをハリボテで喧伝することは、
本質において極めて攻撃的なものなのですが、
攻撃的であるばかりでなく、
そもそも「本質」を逸れているので、

そういう方はエネルギー的に上すべるのみならず、エネルギー的な未消化を起こしています。

たぶんそういう方をよくよく見ていると、
体調とか家族関係とか、
そういうところに歪みや問題が発生していることに気づかれるだろうと思います。

何が本質を逸れているか？というのは、
星の姿を見ればわかります。

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