テスラがテキサスへの本社移転を発表されました。
このところ、
多くの会社が物価高騰などを理由にシリコンバレーから脱出しているその流れの一貫のようで、
記事の見出しには「もう限界」とありました。
一カ月の平均家賃が全米平均の約2倍、36万円というのだから、
それは確かに移転したくもなるだろうな、という気がいたします。
…けれど、
高賃料、物価高を嫌って低賃料、低物価の場所へ移転しても、
案外と「戻ってくる」ものでもあり、
個人的には「いつまで続くかな?」という印象をもっています。
たとえば、
住友商事さんは、バブル後に千代田区から勝どきに本社を移転されましたけれど、
約20年を経て結局千代田区に戻ってこられているあたりをみると、
やはり「高賃料」の場所にはそれに見合う価値とメリットがあり、
「安い」などの経済的な理由だけで何かを選択しても続かないのではないか?ということです。
これは、個人の生活でも同様で、
もちろん、ライフステージに応じて、
自分にとっての「価値」や「メリット」は変化するものであり、高い安いだけで何か判断できるものでもないですけれど、
基本的には「高賃料」には高賃料なりの良さがあります。
高賃料とはお金がたくさんかかる、ということですが、
お金というのはエネルギーなので、
高いなら、そこには相応の価値がある、と推量することができるわけです。
…ちなみに、価値もないのに高価格を設定している方がときどきおられますが、
そういう人は、別のところでその「盛った価格」の分だけ損をする、マイナスされる、ということが起こるので気をつけましょう。
避けるには、まわりへの還元や寄付がお勧めですが、
そもそもそういう場合は長続きしませんね。
さて、そんなことを考えつつ、
「時代は循環する」
…ということを強く感じながら日曜の朝を過ごしています。
目の前の出来事だけをみれば、
本当に様々に驚くようなことを含めて起こるのですが、
世の中を俯瞰してみていると、
高いところから低いところへ安きを求めていく流れ、
低いところから立身出世を目指し高みに登っていく流れ、
…というのが絶え間なく起こっていて、
大気の循環や株価の値動きの循環が一定の法則に則っているのと同様に、
あらゆることは、規則的に循環していることに気づくことが出来ます。
では、その循環、法則の中で、
世界を動かしているのは何なのか?
…と考えていて、
それが「マトリックス」なのだということにハタと気づきました。
マトリックスとは、
本来は「子宮」を意味するラテン語(< Mater母+ix)に由来し、そこから何かを生み出すものを意味します。
日本語の訳語は「基盤」「発生源」「鋳型」などが使われますが、
主に、「生み出す機能」を意味する言葉がマトリックスです。(Wikipediaより)
宿命は人生の鋳型であり、
命式は環境の鋳型、星図は本能発揮の鋳型ですが、
その鋳型の原型
=年の十干、月の十干、日の十干と年の十二支月の十二支と火の十二支が織りなす壮大なタペストリー
…こそが、この世界のマトリックスなのではないか。
なお、ここで西洋思考では、
年月日というのを単なる整数の連続として捉えるので、
ここでいうところの「年月日がタペストリーを成す」というのを平面的なものの連続として捉える方が多いと思うのですが、
ここでいっているのは、
年の十干、月の十干、日の十干と年の十二支、月の十二支と日の十二支が織りなす壮大なタペストリー
…であって、
時空間の循環という壮大なタペストリー、
いってみれば密教の曼荼羅のようなものが、
その「マトリックス=鋳型=すべてを生み出す母体」なのだろう、ということです。
ではその鋳型、マトリックス、母体から何かを生み出す、何かを動かす、
その動力源はどこにあるのか?といえば、
それが、陰と陽を交互にめぐる「気」の流れです。
「気」の流れとは、
時空間の循環の中では、
前進のときもあれば退却もある、これはつまり、陰陽があるということですが、
冒頭に挙げたテスラの移転は「陰の気」の行動であり、
もしテスラがつぶれなければ、いずれまた陽の行動、「より賃料の高いエリア」への移転をする日もあるだろう、
「陽の気」の行動で動く日も来るだろう、
…というその、
陰に向かうにせよ、陽に向かうにせよ、それぞれイーロン・マスクさんの「自由意志」であるのですが、その自由意志が陰と陽を交互にゆらぐ、それこそが動力源である、ということです。
言っていることの意味が分かる方はそれほどいないような気もしますが、
ふと気づいたので書いておこうと思います。
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