教養の大切さ。
ブリヂストンのCEOは、入社したときの配属先上司に言われて以来、
英字新聞と英字の文学を読んでいるそうです。
https://president.jp/articles/-/28833?display=b
さぞ厚みのある教養を備えているのだろうと拝察いたします。
辰巳天中殺、主星が貫索星、北は司禄星。
必ずしも上司の言うことを素直に聞く感じもしませんが、
良い上司に恵まれたのだろうと思います。
その時期の大運の東側に良い星が巡っているのも支えになったのかもしれません。
なんとなくですが、
大企業の社長になるような人は、
だいたい社会人になったばかりのときから30代くらいまでのところで、
大運の東側にポジティブな星回りがある印象です。
この人もご多聞にもれず、
就職時期から若手の時期の20年、東に半会、支合がめぐっています。
その後、対冲などもありますが、07年から大半会、時を同じくしてヒラ役員から社長まで駆け上がっておられるのは、
南は玉堂星をキレイに消化して部下に恵まれたということかもしれません。
この位置に玉堂星があると何をおいても読書をすることが大事だといわれますが、その消化を早い時期から取り組まれたことが寄与したものと思います。
ちなみに教養、
確かに大切ですが、異なる世界の人と関わることこのを目指さず、
平和にのんびり生きていくなら、必要ないかもしれません。
あくまで人生の彩りであり、
ケーキにのったチョコレートのようなもので、チョコレートがなくてもケーキは美味しかったりします。
それと同じように、
宿命も、
単に平和にのんびり生きていきたいだけ、
子供ももうけず、世に名を成す野望もなければ、
知る必要も消化する必要も、陽転させる必要もなかったりします。
家系においては、
そういう「いったん休む」みたいな生き方をする人も必要なので、
全力で宿命を消化し、陽転させる必要がすべての人にあるかといえば、そうでもありません。
ただ、
世界に1つだけのケーキを目指すなら、
やはり宿命の消化、宿命の陽転は必要だろうと思います。
結局のところ、
算命学は帝王学であって、
何らかの分野で「帝王」になる前提の教えであり仕組みなので、
そこを目指さない人には不要という考え方もあります。
さらにいえば、
何らかの分野で「帝王」を目指す場合は、厳しい現実や淘汰の仕組みを逃げることなく直視する必要がある、
ということになります。
なお、大きな目標を持つことなくいたときは平和な日々だったのに、何かを目指し出した途端に試練が降りかかる、ということがありますが、それは「帝王」への道を歩み出したことによります。
「帝王」というと仰々しいですが、
例えば子供が生まれて後継ができる、
というようなことも含まれます。
また、子どもが「帝王」の道を歩み出した途端に親が役割を終えて運気が収束に向かう、ということもあります。
持つ星によるので一概には言えませんが、見えないところでいろんな仕組みがあります。