※少しシビアな内容です。
関与する人の多い仕事をする場合、
「ハシゴを外される」
ということがときどきあります。
これについて、
「梯子を外された!」
と怒ったり愚痴ったりする人がいますが、
ハシゴを外す方が悪いのか?
ハシゴを外される方が悪いのか?
議論は別れると思うのですが、
算命学ではハシゴを外されるほうが悪いとします。
森羅万象の仕組みは非情であり、揺るぎません。
ハシゴを外してもいいと思われる程度の自分であったこと、
ハシゴを外して退場させたほうが効率的だと思われたこと、
ハシゴを外して恨まれても困らない、
今後関わる価値がない存在だと思われたこと。
そういう自分であったことがハシゴを外された理由なのであって、
相手がルールを無視したとか、
相手がくそ意地が悪かったとか、
相手が金に転んだとか、
相手が権力に屈したとか、
そうしたことは、
本質的な理由ではないです。
少し前に、
飲み会に呼んだのに連絡もなく来なかった人について、
「あいつはダメだ!あいつはもう切る!」
と言っていた人がいましたが、
それは来なかった人が悪いのではなく、
「行かなくてもいい相手」
「連絡しなくてもいい相手」
だと思われたということであって、
彼女が切る前に、その人が「切られている」ということです。
いずれの場合も、
ハシゴを外されてムカついたなら、
あるいは、
来なかったことに怒ったなら、
それについて相手に文句を言えばいいわけですが、
ハシゴを外した相手に、
ハシゴを外された側は文句を言いません。
というか、言えません。
場合によっては作り笑いすら浮かべます。
本当に相手が悪いのであれば文句を言えばいいのに、
それができない時点で自分の負けです。
それが、自然の仕組みです。
学校でどんな教育をされるにせよ、
陽気で円満なやりとりが社会の礼儀であるにせよ、
この世界のリアルな実像は弱肉強食です。
ちょっと過激ですが、
実際のところ、
経済界、芸能界などは、全き弱肉強食の世界ですし、
法曹界、スポーツ界は、下部においては一定のルールがありますけれど、
上部はやはり、全き弱肉強食の世界です。
仕事をきちんとやってる人は分かるだろうし、
分からない人は、
余程恵まれた環境で生きてきたか、何も分かってない人です。