金烏玉兎庵

トンガの地震についての考察

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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15日に起こったトンガ諸島の海底火山、
「フンガトンガ・フンガハーパイ」の噴火を映像で見ました。

噴煙は上空1万6000メートルを超えたそうですが、
映像で見ると、地球においてその地点からエネルギーが噴出し、
大きな衝撃波が大気を走り、太平洋を波立たせている様子を見て取ることができました。

あたかも、
地球という大きなエネルギーを内側に抱える生物の、
一点が破れて、そこからエネルギーが噴出したかに見えるその様子は、

算命学で説かれる地震の仕組み、
大地を抑えるエネルギーが弱まった先に抑えきれなくなったエネルギーが噴き出して地震になるというその仕組みそのままの姿であり、
その一致を感じて、背筋が寒くなりました。

実は、ちょうどその10日ほど前、1月5日に、
noteのほうで、「最弱の気」と震災の相関関係、ということについて書いたのですが、
なぜ、それを1月5日に書いたかといえば、
ちょうどその1月5日からの約一か月は、多少地震に気をつけねばならない期間に入る、
そのタイミングであったからです。

「地震が起こりやすいタイミング」といっても、
世界中のいたるところで地震が起こるわけではなく、地震というのはある一点を震源地として起こるもの。
よって、星回りだけで「どこに地震が起こる」と断言することはできません。

では、どのように場所を予測するかといえば、
地震というのは「弱くなっているところ」からエネルギーが噴き出す
…という構造になっているので、その「弱くなっているところ」を探します。

「弱くなっているところ」とは何かといえば、

例えば、
国力が減退しているとか、
人民の心が疲弊し荒(すさ)んでいるとか、
そんな感じのことを指します。

例えば、
日本における阪神淡路大震災や、東日本大震災の際は、
野党系の、相対的に弱い政権が国政を担っていたましたが、
そのような「弱い政権」というのも「弱くなっている」ことの指標の一つで、

例えば、2001年インドで2万人の死者を出したインド西部地震の際は、
インド初の不可触賎民(最下層カースト)出身の大統領の時期でしたが、

そんなふうに、
国民の人心が一つのエネルギーになることができず、
分散していたりするような場所は「弱くなっているところ」と判断できます。

そして、
風船などが、薄くなっているところから破裂しやすいのと同様に、
果物などが、傷がついている場所から腐っていくのと同様に、
その「弱くなっているところ」から地球のエネルギーが噴き出す、というのが算命学で説かれる地震の仕組みです。

さて、では今回の「地震が起こりやすい時期」において、
その地震の震源地、噴火地点がなぜトンガだったのか?ということを考えているのですが、

そのヒントは、トンガが厳しいゼロコロナ政策を敷いていたことにあるのでは?
…と、考えています。

トンガという国は、コロナのパンデミック開始以降、
コロナの感染者がわずかに1人、死者はゼロといわれていますが、
一方で、世界中の国々は、コロナ禍により多数の死者を出しつつも、
そこから学び、さまざまに工夫しながら変化して、痛みを伴いつつも国としての成長の道を歩んできました。

その変化と成長から取り残された場所
…というのが、相対的に「弱くなっている場所」となっていて、
その結果、
この地震が起こりやすい、エネルギーが噴き出しやすいタイミングにおいて、
そのトンガという場所からエネルギーが噴き出すことになったのではないか?
…ということです。

噴火直後、募金の方法を探したのですが見つかりませんでした。
コロナの厳しい水際対策のために、救助も難しいのだと記事にはありましたが、
適切な窓口を探して、私もできることをしたいと思います。

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