麻雀などで引きが強い人というのがいます。
そういう人は、
仕事もゴルフもやっぱり引きが強くて、
どんなに不利な形勢の中でも、
一発大逆転をしたりして、
まわりの人を驚かせたりします。
そしてそれが何度も重なってくると、
「実力」といわれるようになります。
先週末、「次元が上がる」ということについてこんこんと書きましたが、
次元が上がることを算命学では、
『道』に目覚める、
『道』を見つける、
という言い方をします。
何らかの分野で気身体を備えた人は次元が上がる、
ということを書きましたが、
それを絡めていえば、
『道』に目覚めた人は気身体を備え、次元が上がる(=視座が上がる)
ということになります。
こういう人たちは、
映画に行っても最初の10分で筋が読めてしまったりするのですが、
とても視座が高く、
様々な角度の情報を瞬時に判別・判断できるので、
そのアクションと結果の因果関係がまわりの人の理解を超えていて、
まわりはひどく驚くものの、
本人にとっては必然的な結果であったりします。
よく、
野球の選手が、ピッチャーの振りかぶるその姿勢を見て球種を見極めたりする、
あるいはスケート選手がジャンプやステップの角度や種類を見極めたりする、
そういうのは一般人から見ると超人的に感じられるのですが、
「野球の道」
「フィギュアスケートの道」
に、目覚めた人にとっては至極当たり前にできることであったりします。
次元が上がるとか、
視座が上がるということについて、
「特別な人に起こること」
かといえば、そうでもなく、
誰しもが、気身体を備えれば実現できることです。
(その意味では、内次元・外次元がある人はそれがスムーズに実現できます。)
但し、算命学では、
「一つの次元が上がるのにだいたい10年かかる」
といわれます。
よって、何かに本気で取り組むなら、
10年は徹底的に取り組むことが必要です。
現代は情報と選択肢に溢れているので、
10年同じことをすることについて
私を含め、気まぐれな人間は気が遠くなるような長さだと感じたりするのですが、
本気で取り組みたい何かに取り組み始め、
その道を歩み始めた人にとっては多分あっという間の10年です。
問題は、
その「本気で取り組みたい何か」に出会えるかどうか、
それを見つけられるかどうか、
なんだと思います。
ちなみに、
道に目覚め、本気でその道を歩み始めると、体感としてとても軽やかになると原典には書いてあります。
人生100年時代、
本気の道を歩み始めるのに遅すぎる時期はないように思います。
ということで、「本気の道」のススメ。
そんな道に出会ったら、
見える世界が変わりそうです。
参考:『原典算命学体系』第4巻