金烏玉兎庵

「過酷な環境」に楽しみを見出す

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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ちょっと言葉があれですが、
自分がマゾなんじゃないかな?
.…ということを久しく考えていました。

このところ、
仕事において「え??」みたいなことが重なっていて、

けっこう過酷な仕事にして、
かつ、煮え湯を飲まされるようなことも少なくない職場環境にありながら、
なぜそこから離れないのか?

その理由は、自分がマゾだからなんじゃないかな?
…というか。

こういうことを書くと、
日ごろ、ガツガツ攻撃的なことを書いているくせに?
…などと思われそうですが、

本質において、
攻撃的な人ほどマゾの傾向が強いもの。

これは車騎星・牽牛星の構造をみれば分かりやすいのですが、
車騎星や牽牛星は、
日干が剋されることで発揮される性質であり、

その意味するところは、
日干(自分)が鞭打たれるからこそガツガツ頑張る、
日干(自分)が鞭打たれることの反射として攻撃性を発揮できる、
…のであれば、
マゾと攻撃性というのは、リンクしているといえますね。

このことは、
例えば、海外ドラマ『ビリオンズ』のチャックを見ればよく分かります。

チャックというのは、剛腕にして攻撃的な連邦検事ですが、
堅固な人脈を構築しながら、必要とあれば無慈悲に攻撃することも可能な人物。
けれど、ひとたび家庭に戻れば妻に鞭打たれて喜ぶような人物でもあります。

攻撃性とマゾヒズムがつながっているというのは、
案外と真理であろうと思います。

私は、鞭で打たれて喜ぶようなことはないですが、
(たぶん 100 倍くらいにしてやり返しますが)

「過酷な環境」というのは実はけっこう好きで、だからこそ、
「目標達成のために人間的な歪みを正当化している」
「自分のポジションを維持するために人間性を放棄している」
…ような偏りをもつ人がいる環境から離れないんじゃないかな?いうか。

ちなみに、
そういう歪みや偏りがあるものの、
私の職場にいる人たちは、率直に言って尊敬できる立派な人たちばかりです。

立派な人たちが歪みや偏りを抱えながら必死に頑張る余波として、
ひどい目あっているからこそ許容できること。

さらにいえば、
そういう「ひどい目」にあって抱く葛藤や煩悶というのも、実は私の中では大事なプロセスの一つです。

というのも、
世の中には葛藤や煩悶のない人生というのを、
さも理想のように語る人がけっこういるのですが、

人生というのは「葛藤」とか「煩悶」というものを通過しないことには、
本質的な意味で発展することは難しいものです。

だとすれば、
「過酷な環境」というのと産みの苦しみであって、
そういう「ゴール」を見据えていれば、
案外と学びの多い興味深い期間であるようにも思いますがいかがでしょうか。

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