金烏玉兎庵

「友達少ない」ことと中殺

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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日ごろ、「友達少ない」アピールをしていると、
ときどき、心配して声をかけてきてくれる方がおられるのですが、

正直なところを言えば、
私は実は、「友達を増やさない」ということを決めていて、
さらにいえば、自分にとっても相手にとっても「友達」といえる関係になるのに、
だいたい3年はかかります。

最近は、余程でないと、3年以上の知り合い以外とサシで飲みに行くことはないし、
サシで飲めない人は友達とはいえない、的な、
ざっくりではありますが、そういうオトコマエなルールが私の中にはあります。

さらにいえば、自分の中で、その「友達」が一定数を超えると、
他に友達をつくることに興味がなくなるので、
新しく友達ができるとすれば、それは誰かが欠けたとき、という感じになります。

上限はどれくらいの人数か?といえば、
片手を少し超えるくらい、その友達と一緒によく会う人も「友達」というなら両手を少し超えるくらいが限界で、

それを超えると、
お互いに得るものがないので、

…というか、本音を言えば私のキャパを超えて得るものがないので、
=得るものよりもストレスのほうが多くなるので、
それ以上増やさないようにしています。

さて、なぜ敢えてそんなことを書いているのかといえば、
昨日、日座中殺の方のご相談を承っていた際に、
「友達が増えると身動きが取れなくなる感じがある」というお話に共感いただき、
これは、公開で書いていたほうが良いんじゃないかな?
…と思ったからです。

宿命中殺というのは、
枠のない世界で生きることで本来の資質・能力を発揮することができるもので、
枠のある世界に生きていると、
本来の資質・能力が制限されて損なわれたり、
ときに捻じれて腐ってしまったりします。

友達がたくさんいるということは、
強い同調圧力にさらされることでもあり、
それは即ち、自ら自分を制限する「枠」を造ることに等しいもの。

もちろん、同調圧力に与することで強さを発揮できるタイプの人もおられますし、
同調圧力を行使しない友達ならたくさんいてもいいわけですが、

横並び的、マス教育的同調圧力と中殺は相いれないものですし、
「同調圧力を行使しない友達」もだいたい 10人を超えてくると縛られている感じが出てくるので、
私は自由度を確保するために「友達少ない」を維持しています。

ちなみに、この「自由度」は、
ブログや note において付度なくモノを書くこと、
自分が書きたい、本質的に有意のことを書くこと、
のためには欠くべからざるものであり、

ゆえに、
定期的に「期待を裏切る」ようなことを書くようにもしています。

「期待値」というのも、高くなるほどに、
自分の方向性を拘束しはじめ、それが大きくなりすぎると身動きが取れなくなるもの。

このあたりは、
エネルギー値が相対的に低めであったり、
自分が動かされる運型であったり、
位相法において東方に散法がめぐるような時期、
あるいは天中殺がめぐるような時期には、

中殺がない人にとっても、
健やかに自分らしく過ごすために有効な手段であろうと思います。

はたから見て、
ものすごく順調に見えていたのにいきなり自殺する方というのがおられますが、

そういう人は、
「順調」が継続することの先に、そのことが自分の方向性を拘束しはじめ、
その方向性を維持しなければならない重圧、
自分の自由度を行使できなくなる苦しさが極まって、
そこから逃げ出すためには、その手段しかなかった、という面もあるのだろうと思います。

それくらいに、
「自由度」というのは大切なもの、
とりわけ、中殺などの「枠のない世界」を生きるべき人にとっては生きていくうえで不可欠なものであるように思います。

ちなみに、冒頭の「友達基準」において、
「サシで飲めるかどうか?
…というのは、
「中身のある会話ができる相手かどうか?」
…ということなのですが、

単に同調や相槌だけで「会話」だと思っている類の人って、
多分、想像以上に多くて、
そういう「中身のある話が出来ない人」、
自分の考えを持たない人、というのは、
ちょっと関わるのが難しい、というか、

端的に言えば、
貴重な時間を割いて付き合う意味ってないんじゃないかな?
…と思っています、すみません。

⭐︎2022年5月一週目公開分🌷
https://note.com/kinugyokutoan/m/m89848d9d55b5

4/6 「壮年期にある天印星の光らせ方の難しさ」と天印星を通して知る十二大従星の仮面と役割
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1dc719037f6c

4/3 陰道占技想定法 伝統芸能の世界 序説 水火の相剋という矛盾の世界、非常識の先にある発展の理由
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3ea9719eee99

3/29 小林麻耶さんの最近の「少しおかしな言動」の算命学的背景
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3589c4df9a5f

3/24 天剋地冲という完全破壊のエネルギーがもたらす消耗と身内・親族・人間関係への影響
https://note.com/kinugyokutoan/n/nee4473e7da13

3/30 土性特有の難しさ、土性を発揮するために要する時間とその方法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n07b43a73cfd4

3/22 人生においてアクセルを踏むべき時期・ブレーキを踏むべき時期、位相法・天中殺・大きな接運など
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf578fccc0cce

3/11 命式詳解③ 陽占を読むときのポイントと誤解の多い「晩年期天将星」の生き方
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8109115cdf51

2/28 家系・家族のエネルギーと「子供の受験」の関係、想定外の合格を手にする家族の在り方
https://note.com/kinugyokutoan/n/n670428196ea4?magazine_key=mf98e727bc087

2/18 酉月仲秋の癸水、なぜ秋篠宮家のお子様は学習院ではない学校に向かわれるのか?
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc19656469069?magazine_key=m27bf2dd9536b

1/27 ちょっと深い天中殺の仕組みと構造、「天の助けが得られない」ということの意味
https://note.com/kinugyokutoan/n/na7ba8c0e71aa?magazine_key=m351c585f101b

⭐︎「東方の星と南方の星の組み合わせ(全パターンあり)」を中心に、
「適職」や「出世」に関する投稿を「適職に関する投稿のまとめ」としてマガジンにしました📚
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⭐︎各天中殺の生き方について、
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⭐︎マガジン統合版

○2020年5月のマガジン
https://note.com/kinugyokutoan/m/ma8ab308f3ccb

○2021年8月公開のマガジン🌹想定法など
https://note.com/kinugyokutoan/m/m389e8a4eaf03

○2021年9月公開のマガジン🌷いろいろなこと
https://note.com/kinugyokutoan/m/m061887485359

※マガジンは2020年4月〜2021年9月まであります(2022年3月現在)
天中殺、適職等のまとめマガジンと重複している部分もある点にご留意くださいませ。

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