金烏玉兎庵

「前進」タイプと「停滞」タイプ

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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世の中には、
前進力があるタイプの人と、
停滞力があるタイプの人がいます。

「前進」と「停滞」などと書くと、
「前進」のほうが良さげに聞こえるのですけれど、

「停滞」タイプの人は、長く同じ場所に留まることができるので、
一定期間を超えるとそこで存在感を増し始め、
「前進」タイプの人よりもずっと大きな権力を持つこともあるので、

「前進」タイプには「前進」タイプの良さが、
「停滞」タイプには「停滞」タイプの良さがあります。

これは言い換えれば、
「前進」タイプは才人型、
「停滞」タイプは徳人型、という言い方もできます。

さて、この「前進」タイプ=才人型と、「停滞」タイプ=徳人型は、
本人がそれと自覚しているかは別にして、外形的に判断することも出来ます。

例えば、
味の濃いものを好むのは才人型、
あるいは、靴のヘリが左右で大きく異なるのも才人型で、
そういう傾向があれば、才人型の人、そういう傾向がなければ徳人型と判断することが出来ます。

よって、その判断基準で徳人型の人は、
急いで前進するよりも、
停滞しながら時間をかけて存在感を発揮していくほうが穏当に活躍に向かえますし、

その判断基準で才人型の人は、
停滞することにあまり意味はなく、さっさと進んでいくことのほうに活躍の気運があるといえます。

日本の場合、全般的に「停滞」タイプ、徳人型の人のほうが多いので、
「前進」タイプの才人型の人でも、なぜか「停滞」しようとしてしまう方が結構多いのですが、

意識的に「前進」をきちんと選ぶと思いのほかスムーズに進むことができたりします。
何事も「適切な道」を歩んでいるときには後押しの気運を得られるものですし。

例えば「ここにいても成長できないな」とか、
「これをしていても倦怠感ばかりが募るな」とか、
もっといえば、「この人とこれをしていても心がときめかないな」とか、
…そういうことを感じるのは、だいたい「前進」タイプの人ですが、

それは、思い切って前進しなさい、というサインなのだろうと思います。
その「ときめかない」というそこに再び「ときめき」が生まれることは多分なく、

…いや、再び「ときめき」が生まれること自体はあるかもしれないのですが、
その「再びのときめき」を感じることができるのは「停滞」タイプの徳人型の人であって、
「前進」タイプの才人型の人は、再びそこに「ときめき」を感じることは出来ないんじゃないかな?
…と思うのですがどうでしょう。

世の中の常識とか、他人の意見とかも大事ですが、
自分がどういう人間かを正確に自覚しておかないと、
誤った道標を元に歩んでしまうことになりかねないので、注意が必要と思います。

⭐︎2022年5月一週目公開分🌷
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「適職」や「出世」に関する投稿を「適職に関する投稿のまとめ」としてマガジンにしました📚
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※マガジンは2020年4月〜2021年9月まであります(2022年3月現在)
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