金烏玉兎庵

相違による壁と相違の超え方

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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会社などで、上司と同期の人というのは、
なんとなく、上司と仲がいいんだろう…と思うものです。

あるいは、
ママ友同士の人たちは、
なんとなく、自分よりもそのママ友同士のほうが仲がいいはず…と思うもの。

けれど、あとあとになってふたを開けてみれば、
実は案外と相互に嫌い合っていたりとか、そうでなくてもけん制し合っていたりして、
「仲がいい」わけではないことってけっこうあります。

…というか、感覚ですが、8割9割、「実はそれほど仲がいいわけではない」ことのほうが多いように思います。

そして、そうと知っていれば、
もっと別のアプローチをしたのに、とか、
もっと踏み込んだ会話をして、仲良くなれたかもなのに、とか思ったりすることもけっこうあります。

さて、そういうときこそ算命学って役に立ちます。

生年月日なしには分かりませんが、
生年月日が分かれば、
その2人が本当に仲がいいのか、互いに理解し合っているのか、
あるいは、その2人が仲よくしていることが、本人たちにとってどういう意味を持つのか、
…ということが分かります。

あるいは、
「あの人が苦手!」と言っていても、早晩仲良くなるだろうな、とか、
「あの人とは仲がいいの!」と言っていても、早晩、離れていくだろうな、とか、
そういうことも分かったりします。

こうして書くと、算命学を学ばねば!と思う方もいるかもしれませんが、
別に算命学を知らなくても、

自分が相手にどう思われているのか、言われなくても察知できる程度の観察眼のある人なら、
まわりの人の人間関係がどう動くのか、というのはある程度分かると思います。

とはいえ、
…ちょっと自信がありません、という方は、算命学を学んでみるといいかもしれません。

簡単な判断ポイントを書いておくと、
一番分かり安いのは、
星の持ち合いがあるかとか、
中殺などにおいて同座かどうかとかですが、

最近、案外とあなどれないな、と思っているのが、十二大従星のバランスで、
十二大従星の年代がかけはなれているとイマイチ相互理解が難しく、
隣り合っている場合も場合により、近親憎悪的にけん制し合ってしまう感じがあります。

あるいは、
健やかに育った十二大従星か、健やかではなく育った十二大従星か、
…というのも、相互理解を阻む要因の一つのように感じていますがいかがでしょうか。

もっとも、それぞれが持つ十二大従星の組み合わせにもよるので、一概には言えないのですが、
そうはいっても、ある程度長期にわたり観察できる場合には、
かなりの確度で関係の動向を見分けることが出来るように感じています。

さて、では、星を持ち合わない、十二大従星の年代がかけ離れているような人とは、
まるで仲良くなることが出来ないのかといえば、そんなことはなく、

すべてにおいて一致する部分がない相手同士であったとしても、

それぞれが、
真っ当に生きている場合=精神性が高く、物事の道理を適切に認識して生きている場合
…には、その間にある壮大な相違を踏み越えて、高い次元で豊かな関係を育むことも出来ます。

これは例えば、
ハイレベルな学校に入ると、それぞれの相違を互いに「個性」として認めあえるのに似ていて、

性質においては大きな相違があったとしても、
その性質を高い次元で発揮している、という点において一致しているから、
そこにある相違を踏み越えることができ、
その先において、豊かな関係を育むことができるのだろうと思います。

それが分かると、
真っ当に生きねば、
精神性高く、物事の道理を適切に認識して生きねば、と、思いますね。

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