平和期は中間層が充実し貧富の差が縮小し、
動乱期は二極化が進み、貧富の差が拡大する、といわれます。
時代論のそれはそれとしてありますが
(日本は只今現在、経済確立期にありますが)
現象として「戦時中」という動乱期にあっては、
避けがたく二極化が進み、貧富の差が拡大する、
…ということを肌で感じている最近です。
これはたとえば、
体力のある、あるいは価格決定権を持つほどのシェアがある大企業は値上げを主張しそれに従わせることができる一方で、
体力のない零細企業は値上げを主張できず先細る、とか、
多角化展開している大企業は、数ある事業の中から動乱期に売れる商品にシフトしながら、自社内で環境に順応する方法を模索し、安定を維持できる一方で、
一つの事業に特化し、専心しているような企業は、時勢の影響を受けやすく、
環境にあおられ、アンバランスになりやすい、とか、
…そんなお話です。
あるいは、大企業職員とか公務員とか、
本来、安定していて堅実な人生を歩みつつ立派な仕事するはずの人たちが、
犯罪に手を染めて名を落とし、その人生を狂わせる、
…というのも、動乱に付随する現象の一つといえます。
なお、このあたりは、
日本が実際に動乱期にあれば、大企業職員とか公務員が主役となる犯罪にはなりにくいはずで、
只今日本が「経済確立期」にあるために、
その時代の主役である大企業職員とか公務員がその犯罪の担い手となっているのだろうと考えます。
これは、
「経済確立期」の主役は大企業であるわけですが、
その主役は、活躍というオモテで主役を担うとともに、犯罪というウラでも主役を担うという、ということです。
あるいは、
経済確立期という「経済的に安定している人たち」が主役になる時代、
「経済的に安定している人たち」がこの世の春を謳歌する時代だからこそ起こる、
「光が明るいほどに闇が深い」的な現象、
経済的に安定を盤石に謳歌している人たちを支える犠牲的な意味合いもありそうです。
本来、公務員といえば公権力の象徴であり、
「権力期」において主役となる人たちですが、
最近摘発されている公務員の人たちは若く、「公権力」の担い手というより、
「大企業的な経済的安定」という面でその職にあった人たちであったために、
今回のような事件の首謀者となっていったことが伺えます。
その意味でいえば、大企業勤務者のそれよりも闇が深く罪が重いといえますが、
社会全般が潤う時期においては、公職にある人たちの気持ちが民間事業になびき、
腐敗が起こりやすいという面はどうしてもあります。
とはいえ、そうやって公職の自覚がなかったために身を落とした人たちを見て、
組織が引き締まり、揺るぎない意識を持つ公職の担い手が育っていく、
…という面もあり、
ここで身を落とした人に衝撃を受け身を正した公職の担い手たちが、
15年くらいの期間を経て権力期に存在感を発揮することになる、
…という意味では、そこにもまた意味があるのです。
そういえば、
冒頭に、動乱期は二極化が進み、貧富の差が拡大する、ということを書きましたが、
やることなすことうまくいっている人たちと、
やることなすことうまく行かない人たち、
…というよりは、
適切な環境(=気運の後押しを得られる環境)に身を置いて、
本来の道の先にある仕事を確実に完遂する、という姿勢で取り組んでいる人たちが、
「やることなすことうまく」いき、
不適切な環境(=気運の後押しを得られない環境)に身を置いて、
本来の道ではない仕事を、浮ついた心で緩慢にやっているような人たちが、
「やることなすことうまく」いかない、
…ということであるように感じています。
このあたり、さすが「経済確立期」といった感じで、もっとゆるくはちゃめちゃな人たちが儲かる、儲けるのはあと5年くらい先からだろうと思います。
ちなみに、
後者の「やることなすことうまく」いかないことが助長されやすいのは、
大運や年運で大きな散法がたくさんめぐり、
そのタイミングで物事を急拡大させたような人たちです。
天剋地冲・納音・対冲・害もしんどいですが、
これらと共に刑などがめぐっていると、給付金詐欺で摘発される、ということも起こり得る感じがあります。
後者の方でも、散法の時期を慎重に過ごしておられれば大丈夫です。
該当する方は気をつけられますよう。
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