平成もあと2日。
皇太子徳仁親王殿下と雅子妃殿下の天皇皇后御即位も秒読みです。
そんな中で、皇室関係の命式を畏れながら拝見いたしておりましたところ、
雅子妃殿下の命式が知人と似ていたので気になってよくよく拝見いたしておりました。
雅子妃殿下は、殺印相生格(日支破格)の学びが名誉になる格の方。
また、天干連珠格(陰陽混合)でもあり、天運に恵まれた強運の方です。
「学びが名誉になる」
とシンプルに書きましたが、格に入るような場合、その学びは常人のレベルではないたいへんな努力をしなければ名誉は得られません。
入格している方は、強運ではありますが、正しい努力と然るべき試練を経なければ、強運は凶運にもなりえるもの。
しかし幼少期から世界各国で暮らし、
その時々に様々に表彰される名誉栄誉を得てこられ、ハーバード・東大・オックスフォードという世界有数の大学で優秀な成績を修められたことを考えるに、
まさに「常人ならぬ努力」をされた先に、皇太子妃に請われたのだということが分かります。
なお、破格の辛は配偶者、司禄星は家庭を意味するので、ご結婚と入内の後に様々に苦労をされたことは、この破格の消化をされたということなのだろうと思います。
若年期の天恍星は華やか、
壮年期の天報星は外交官から皇室への転身、そしてその万能性のある星の性質から、皇室で学ぶ様々なことを吸収して身につけられたのではないかと思います。
なお、天報星は多芸多才の星といわれますが、1つのことを極めて大成する星でもあります。
その意味では、皇室という環境にあって「1つのこと」を極めざるを得ない状況に置かれたことは、これもまた天運に恵まれたといえるかもしれません。
晩年期は天庫星。
歴史を尊ぶ墓守の星は伝統を継承する皇室の皇后という立場において燦然と光る予感があります。
さらにいえば、
月干支には甲子。
60干支の最初の干支、創始の干支が家系の場所にあります。
新たな時代の気風を呼び込む、
潜在的にはそんな役割を担われるようにも思います。
そして殺印相生格破格。
破格というのは、世のため人のために生きることで運命が稼働するといわれます。
世の中を良くしていくことのできる人です。
雅子妃殿下の命式を拝見しつつ、
令和という時代の始まりに期待が膨らみました。