壮絶な寂しさと「気のギャップ」

kinugyokutoan

2年前

壮絶に寂しい気分になる…などと書くと、
「大丈夫？」
…と、心配して欲しがっていると思われそうなのですが、
そういうことを期待しているわけではありません。

だいたい、「寂しい」ときにそばにいてくれる誰かや、
「寂しい」ことを気遣ってくれる誰かが本質的な意味で自分にとって重要な存在になることはないもので、
たいていは、誤った判断の先に気まずさばかりが残るもの。

大人なら、大切な人とはコンディションの良い時に会いましょう。

さて、算命学を勉強していると、
「壮絶に寂しい気分」という自分にとってとても不慣れな感情の嵐に出会うと、
これはいったいなぜ起こっているのだろう？
…と、考えることに向かうもので、

私も最近、これはいったいなぜだろう？と考えていたのですが、

どうもこれは、
大半会と天剋地冲が同時にめぐる場合にそういう「大きな感情の嵐」が起こるのではないか？と思います。

これはつまり、
「大半会の大融合」と「天剋地冲の完全破壊」が同時に起こる場合に、
その壮大な気のギャップが「大きな気の落差」を生み出し、
それが「大きな感情の嵐」を引き起こして、
ちょっとしたことをものすごく大きなことのように感じさせるのではないか？
…ということです。

干合なども、重なると自分で制御できなくなるということが起こりますが、
大きな位相法というのも重なるとそういうことが起こる感じがあります。

算命学を学んでいる人は、そういう出来事を客観的に捉えて、
分析し、納得することができるので、それでも冷静さを維持することができるのですが、

通常は、陰占というのは自覚できないので、
「原因不明の壮絶な不安」のように現れることとなり、

世の中には、
そういう大きな位相法が同時にめぐるタイミングで自殺する方などがおられるほど、
こういうタイミングは危険です。

ちなみに、そういう中で助けになるのはルーティンです。
ひたすらに「現実に同化する」かのようにルーティンに身を委ねていると、
たいていのことは通り過ぎてゆきます。

NGなのは、そこで立ち止まること。
立ち止まって考えたりする「壮大な気のギャップ」に巻き込まれます。

「考えない方がいい」というのは、
案外と有効な対処法と思います。

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