中殺の有無と攻撃性と一極二元

kinugyokutoan

2年前

昨日の投稿に対して、Facebookのほうに、
「インターネット黎明期のBBSを荒らすような人は中殺があったのか？
そういうネガティブをまき散らすなら勘弁いただきたい」
…というようなコメントをくださった方がいました。

それをご指摘になった方も中殺がある方だったのですが、
それはさておき、そのコメントについて、ちょっと整理したほうが良いと思ったので書いておきます。

さて、BBSを荒らす、というのは「攻撃する」ということですが、
だいたい人間、自分がノンストレスなときには攻撃的にはならないものです。

その意味でいえば、BBSを荒らす人というのは、
そこにストレスを感じるから攻撃するということなので、
BBSが制限的な世界であれば、それを荒らすのは中殺がある人であり、
BBSが制限のない、枠のない世界であれば、それを荒らすのは中殺がない人であるといえます。

もちろん、これはあくまで傾向の話であって、
必ずしもそのとおりではないこともあるとは思いますが、

「攻撃する」ということの仕組みと、
人間が「攻撃性を発揮する」ときの仕組み、
そして中殺の有無による世界観の違いを掛け合わせると、そういうことになります。

中殺がある人というのは、
制限的な世界、狭い世界がノンストレスであるので、
制限的な世界、狭い世界であれば、そこで攻撃性が出てくることがあり、

中殺のない人というのは、
無制限の世界、広い世界を捉えきれずにストレスを感じ、
無制限の世界、広い世界を前にすると、そこに攻撃性が出てくる。

よって、その考え方を延長すれば、
会社などでルールがあってその枠組みの中で調和的であるような人も、
いきなり何の制限もない世界に身を置くと、
不安に駆られて攻撃性が現れたりしますし、

一方、本来、何の制限もない世界でこそ発揮される性質を持って、
広い世界で伸び伸びと調和的に過ごしているような人も、
会社などでルールがあってその枠組みの中に押し込められると、
息苦しくなって攻撃性が出てくることもあるわけです。

西洋合理主義的直線思考の世の中においては、
ある場面において〇な人は、あらゆる場面において〇であり、
ある場面において✕ない人は、あらゆる場面におい✕である、
…という思い込みに毒されている方がけっこうおられますが、

モノの本質としては、人間は常に両極の質をもっており、

例えば、
外の世界でスケールの大きな仕事をしている男性は、
家庭においては細やかな気遣いを見せるものですし、

家庭において横柄な男性は、
外の世界においては、あちこちに頭を下げるような生活をしているもの。

こうしたことは、この世界を貫く一極二元の表れの一端です。

攻撃性に話を戻せば、
車騎星というのは攻撃的な星ですが、
この星も、何もない、ノンストレスのところからいきなり攻撃性が発揮されるわけではありません。

車騎星を持っている方ならお分かりと思いますが、
何かしら、責められる、叩かれる、気圧される…といったトリガーがあって、
そのトリガーが車騎星の攻撃性を引き出します。

そしてこの際、
その攻撃のエネルギーは、
「責められる、叩かれる、気圧される」というエネルギーの総量に比例していています。

つまり「攻撃」という現象一つをとっても、
それを俯瞰して眺めれば、そこには陰陽のバランスが成り立っており、
それが一極二元の表れであることに気づくのです。

ちなみに、車騎星の「攻撃性」は「稼働力」と読み替えられます。
つまり、「責められる、叩かれる、気圧される」ということがあると俄然働き者になるのが車騎星で、

その意味で車騎星にとって、
「責められる、叩かれる、気圧される」というのは必ずしも悪いことではありません。

…本人は多少苦しいかもですが、働かない、攻撃性を発揮できない車騎星は陰転しています。

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