金烏玉兎庵

律音と害と、その反作用についての雑感

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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最近、身近に日干支の律音同士の方がいることを知って観察しつつ、
気づいたことをちょっと書いておきます。

前に書いたかもしれないのですが、

「律音」の関係にあるひとたちというのは、
当事者同士が「場所を取り合う」、「役目を取り合う」ということになるのみならず、

その「律音」の関係にあるひとたちの両方と関係・関わりがある人がいる場合、
その関わりがある人の側からみても「どちらかしか残らない」ということになるように思います。

これはつまり、
AさんとBさんが律音の関係にある場合、
それは、AさんとBさんの関係の近さが臨界点を超えると、
どちらか「宿命消化度が高い方」 の存在感が際立つ一方で、
「宿命消化度の低い方」の存在感が損なわれることになるのですけれど、

それと同時に、
Cさんが、AさんBさんの両方と関わりがある場合、
Cさんが、AさんBさんの両方とそれほど親しくなければ、AさんもBさんも同じように見えるのですが、

例えば、
CさんがAさんと仲良くなった場合、CさんにとってBさんの存在感は薄くなる、
Aさんが本人の宿命をくっきりと消化するようになると、Cさんからみて、Bさんの「悪さ」が目に付くようになる、
…みたいなことが起こるようだということです。

ここで重要なのは、
Bさんが何か問題のある言動をとったとか、CさんとBさんの間に問題が起こったとかそういうことはまるでなく、
当然、AさんとBさんが対峙・対立して、Aさんのほうが勝った、とかいうこともまるでなく、

単に、Aさんが本人の宿命を消化し始めただけで、
Cさんからみて、Bさんの存在感が減退し、それだけでなくBさんの「悪さ」が目に付き始め、
その先においてCさんは自然とBさんからは距離をとることに向かい、
代わりにAさんの存在がクローズアップされはじめ、
その先においてAさんへの評価が上がり始めるてくる、という点です。

同じものが並び立つ律音の場合、
単にその存在の強さ際立つ度合いに落差が出て、
その延長において、弱い方が淘汰され、強い方が生き残る…という認識はもともとあったのですけれど、

律音というのは、
そういう「化学反応的現象」が起こるだけでなく、

もっと人間臭い現象、
つまり「律音の関係にある2人」のうち、片方の存在感が際立ち始めると、
その存在感が際立つ方は、存在が強まるだけでなく好感度が上がる一方、
その存在感が薄れるほうは、存在が弱まるだけでなく好感度が下がり、

ときに、単に好感度が下がるだけでなく、嫌悪の対象にもなりうるのだということに気づいて、
たいへん驚き、書いておくことにした次第。

もっとも「淘汰」という言葉の持つ意味が、
生命的なことばかりでなく、社会的集団的意味をも含むならば、
当然に、そういうこともあるのだと思いますが、

その現象が、あたかも、
CさんがAさんを「認識」し始めた途端、
「自然の摂理」がBさんの存在を消し去るために、Cさんに「Bさんへの嫌悪感を抱かしめようとするかのごとく感じられ、
それがなんとも「人間的」に感じられたのでした。

これを簡単に言ってしまえば、
律音という位相法の反作用?として、
CさんはBさんをキライになるのではないか、ということです。

そういえば、位相法の反作用?といえば、
今年に入って、ずーっと 「いやだな」 と思っている人がいて、
きっとこれは「害」の作用なんだろう、ということは以前書いたのですが、

最近気づいたのは、
たぶん、その人がいなかったら、
私は、今の場所に留まることなく別のところにいたかもしれないな、ということでした。

「害」というのは、
思い通りにはならないように見えて「起こることは正しい」 タイミングですが、

その 「いやな人」 がいなければ、執着なく今大切にしているものを手放して、
ふらふらと別のことに向かっていたんじゃないか、

つまりその「いやな人」のおかげで、その大切さを再確認できたそれは
「害」の反作用?なんだとう、とに気付けたのだとすれば、
それは実はとてもありがたい人だったんだろうな、と思ったのですが、

なんていうか、
その「害」の「いやな人」が実はありがたい存在だったということと、
律音のその「一人がクローズアップされるともう片方を嫌いになる」ということは両方とも、
「位相法の型」による作用の裏側にある、反作用なんじゃないかな?と、考えた次第。

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